リゾートホテル 八ヶ岳高原ロッジ

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コンサートチームからのメッセージ vol.1 (不定期)

昨年の大好評にお応えして第2回。まもなく開催!!

「第2回八ヶ岳チェンバーミュージック・コレクション」開催に向けて

文:蕪木冬樹(八ヶ岳高原音楽堂 企画担当)

昨年、大好評いただきました「八ヶ岳チェンバーミュージック・コレクション」の第二弾が間もなく開催です。

きっかけは、これまでスタッフしか立ち会えなかった「朝の光差し込む、さわやかな音楽堂でのリハーサルに、夜とはまた違う感動があって、それをお客さまにも感じていただきたい」という思いつきでした。そこに、「八ヶ岳の一日の移り変わりを音楽とともに感じていただきたい」、「音楽堂の原点でもある室内楽のよろこびを発信したい」という願いが加わり、秋の連休を珠玉の室内楽曲で満たす、室内楽の祭典を実現したいという思いに至りました。

早速そのことを、リヒテル氏を尊敬されていらっしゃるピアニスト若林顕さんと、ヴァイオリニスト鈴木理恵子さんにご相談差し上げましたところ、即座にご賛同いただきました。そして今年もご参加いただきます、N響のトップチェリスト藤森亮一さんや、新日本フィルのコンサートマスター西江辰郎さんのご協力も得られ、とんとん拍子に開催が決定したのです。結果、昨年のコンサートは、「こんな企画を待っていました」という嬉しいお声を多数お寄せいただく大好評のコンサートとなりました。

今年も、こちらが恐縮してしまうような錚々たるアーティストの皆さまに多大なご協力を賜り、より室内楽の魅力を感じていただけるラインナップでお届けいたします。

今年のハイライトを、ご紹介いたします。

① 豪華顔ぶれ

昨年もご出演いただきました、若林顕さん、鈴木理恵子さん、藤森亮一さん、西江辰郎さん、吉村知子さん、須田祥子さん、上森祥平さんに加えて、錚々たる皆さまにご参加いただきます。
今回、新たにご参加いただく皆さまをご紹介します。

東京クヮルテットでの活動を中心に、世界的な室内楽の重鎮として、 室内楽の分野を牽引されてきたヴィオリスト、磯村和英さん

名実ともに、日本を代表する世界的ハーピスト、吉野直子さん

実力派フルーティストとして常に注目を集め続ける、高木綾子さん

ベルリンフィル契約団員を経て、読売日響のソロ・ヴィオリストを活躍されている、 鈴木康浩さん

そして、室内オーケストラにご参加いただく皆様も、日本のオーケストラ、室内楽の分野を牽引されている方々にお集まりいただきました。「水上の音楽」のメンバーが決まりました”をご覧ください。

② 高原で聴くにふさわしい名曲の数々、特に注目の曲をご紹介します。

『シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番「死と乙女」』
昨年のアンケートで、高い支持を得た西江カルテット。特にグリーグのカルテットは、凄まじい集中力による圧巻の演奏でした。今回もシューベルトの名曲「死と乙女」に期待が高まります。

『ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番』
西江カルテットと並び、昨年のアンケートで大好評だった「ブラームス:ピアノ5重奏曲」。自然を愛したブラームスの、深く、どこまでも広がるような音楽が、八ヶ岳の大自然の中で聴くよろこびを感じさせてくれました。今回、若林顕さんが「考え得る最高のメンバーで」と磯村和英先生にお声かけいただき実現したピアノ・カルテットで、再びブラームスを演奏していただきます。

『R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ』
誰もが知っているような名曲ソナタをリクエストしましたが、ヴァイオリニスト鈴木理恵子さんからご提案くださったのは「R.シュトラウスのソナタ」でした。決してメジャーではありませんが、聴いてみると、輝かしい技巧に溢れた曲調に、思わず朝の八ヶ岳を連想しました。そして室内楽の祭典にふさわしい聴きごたえ。大曲ですが、朝聴くにも決して重くなく、「ぜひ、R.シュトラウスで」とお願いしました。

『ドビュッシー:フルート、ハープとヴィオラのためのソナタ』
一般的には決して有名とはいえないかもしれません。しかしフルート、ハープときて、真っ先に挙がるソナタの大曲・名曲といえば、ヴィオラを加えたトリオの本作品。しかも、吉野直子さん、高木綾子さん、鈴木康浩さんという豪華編成!中々聴けないと思います。またとない名演が期待されます。

『水上の音楽』
昨年の「四季」にかわる、室内楽の祭典を締めくくるのにふさわしい曲は・・・と思いを馳せ、はじめに思いついたのが「水上の音楽」オープニングの“あの”ファンファーレでした。しかし通常フルオーケストラで上演するこの楽曲を、どうしたら音楽堂で上演できるか・・・。最後まで懸案として残りましたが、ヴァイオリニスト鈴木理恵子さんのご協力のもと、ベーレンライター版での上演を試してみようということになりました。そして各パート最小人数での上演を可能にするためには経験・実力ともにトップの方々でないと難しい問題も、鈴木理恵子さんのご尽力により解決。無事上演にこぎつけることができました。
室内楽のトップアーティストの皆さまでお贈りいただく「水上の音楽」に、ぜひご期待ください。

■「水上の音楽」のメンバーが決まりました。
<音楽堂の規模にあわせてベーレンライター版で上演いたします。>

鈴木理恵子(1stヴァイオリン)
吉村知子(2ndヴァイオリン)
鈴木康浩(ヴィオラ)
上森祥平(チェロ)
廣嶋嘉人(コントラバス)
高木綾子(フルート)
小畑善昭(オーボエ)
堀口憲一(オーボエ)
吉田将(ファゴット)
井手詩朗(ホルン)
井手希純(ホルン)
服部孝也(トランペット)
市川和彦(トランペット)

■曲目がすべて決まりました。

9月17日(土)
第1回「フルート&ハープ デュオ」
モーツァルト:ソナタ ハ長調 K.14
フォーレ:塔の中の王妃 作品110
ワトキンズ:火の踊り
武満 徹:海へⅢ
     エア
サン=サーンス:ロマンス 作品37
ビゼー:歌劇「カルメン」より
     セギディーリャ
     間奏曲
     ハバネラ

第2回「弦楽四重奏」
トゥリーナ: 闘牛士の祈り
シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番「死と乙女」

第3回「ピアノ四重奏」
シューマン:おとぎの絵本 作品113 ※ヴィオラ&ピアノ デュオ
デュオ ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25

9月18日(日)
第1回「ヴァイオリン&ピアノ デュオ」
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第29番 イ長調 K.305
クライスラー:愛の悲しみ
       中国の太鼓
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ

第2回「フルート&ヴィオラ&ハープ トリオ」
オネゲル:小組曲
バックス:三重奏曲「悲歌」
ブリテン:ラクリメ 作品48 ~ダウランドの歌曲の投影~
ドビュッシー:夢
       フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ

第3回「室内オーケストラ」
ヘンデル:ハープ協奏曲
     水上の音楽

※曲目、曲順は変更になる場合がございます。

現在、八ヶ岳高原音楽堂のコンサート企画制作チームは、油井雅明、山口響子(産休中)、嶋崎美佳、富田真奈美と私、蕪木冬樹の5名で、日々試行錯誤しております。会場で見かけましたらぜひお声かけいただき、ご感想、リクエストなどお聞かせいただけましたら幸いでございます。
これからも不定期でありますが、コンサートチームからのメッセージをお届けしていきたいと思っております。


お問い合わせ:八ヶ岳高原ロッジ 電話:0267-98-2131

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