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別荘デザイン

自然郷の別荘を考える
自然郷の別荘を考える

都会では叶えることのできない生活をイメージしながら、自分の別荘を考えるのは楽しい作業です。

でも、ここは他のどこにもない別荘地。自然郷ならではの別荘ライフを送るには、自然郷ならではの別荘づくりを知ることが大切です。そこで、多くのお客さまの別荘づくりを通じてこの自然郷を深く知る建築家の方のお話をご紹介します。

濵田徹三
ストゥディオ・バッフィ
濵田徹三

PROFILE

1970年 法政大学工学部建築工学科 卒業

1969〜1978年 竹山実建築綜合研究所

1978年濵田徹三+ストゥディオ・バッフィ 設立

1984年 ストゥディオ・バッフィ 設立

側溝に落ちた小動物が自力で脱出できるようにした助かり枡。

側溝に落ちた小動物が自力で脱出できるようにした助かり枡。

別荘生活の現実を知りながら夢を形にした建物はオーナーと共に良い年を重ねて行きます。

別荘生活の現実を知りながら夢を形にした建物は
オーナーと共に良い年を重ねて行きます。

  • ー自然郷で100棟以上、別荘建築を1番多く手がけられているそうですが、別荘ならではの考え方はありますか?

    奇抜なものや新建材はダメですが、特別なスタイルは持たないことにしています。全て白紙から作ることが大切で、まずオーナーさまの夢や希望を細かく伺い、何案かのプランを用意してそれをタタキ台に具体化していきます。

  • ーその過程はどんな感じですか?

    最初は多くの方が、今の生活とかけ離れた夢を語られますが、実際の別荘生活というのは80〜90%が日常生活の延長です。別荘でも料理や家事をする訳ですし、実際にオーナーになれば経済的な負担も増えます。そのあたりを確認しながら、お客さまと別荘づくりの楽しみも苦しみも一緒に共有しながらつくると、愛着をもって住み続けられる素晴らしい別荘になります。現実を受け入れず、ただ夢を形にしただけでは、入居してすぐは頻繁に来ていても3年ほどで次第に来なくなってしまいますね。

  • ーでは、別荘を建てる場所として、自然郷の環境はどうでしょう?

    最高の別荘地だと思います。私が初めて自然郷に出会ったのは1984年ですが、その時、側溝に落ちた小動物などを助ける「助かり枡」があるのを見て、やさしい別荘地だなと思いました。だからでしょうか、自然が素晴らしい。別荘地の中を散歩するだけでも健康になる気がします。1週ごとに低い所から高い所へと場所を移しながら咲く花の美しさや、雪のシーズンの静けさなど、四季の美しさは見事です。とにかくここで自然と対話して欲しい。空気も水も澄んでいるのでお酒もタバコもおいしいですよ。

    音楽堂もいいですね、冬景色を見ながらのコンサートなんて最高です。あとは生活臭がないことや、アプローチが1本の道しかないので他所者が入ってこないことでしょうか。たまに別荘地の相談を受けた時はおすすめしていますが、ほとんど人に知られていませんね、これは良いことなのかな(笑)?

親子2代で自然郷に親しむ暮らし

この2棟の別荘のオーナーさまは親子です。上の写真の緩やかな傾斜地に建つ別荘が、94才になられた今も、自らの愛車を駆って自然郷に通われているお父さまの別荘。お嬢さまは小さな頃から家族でこの場所を訪れ、広々としたテラスを遊び場に自然の中でのびのびと過ごされたのでしょう。やがて自然郷に魅せられて、自分のための別荘をお父さまの別荘の近くに建てられました。エントランスの車寄せやテラスの上にかかる印象的な大屋根は、ここの生活を知っているからこその実用的なデザインです。また、お嬢さまは乗馬が趣味で、別荘にはさりげなく馬のモチーフが配されています。

緩やかな傾斜地の眺望を楽しむために、居室を横一列に並べ、建物の前面いっぱいのテラスを設えました。

緩やかな傾斜地の眺望を楽しむために、居室を横一列に並べ、建物の前面いっぱいのテラスを設えました。

シャープなデザインでありながら、さりげなく自然に馴染んでいます。

シャープなデザインでありながら、さりげなく自然に馴染んでいます。

乗馬が趣味のオーナーらしいエントランスの階段手すり。

乗馬が趣味のオーナーらしいエントランスの階段手すり。

川名俊郎
川名・環境計画アトリエ
川名俊郎

PROFILE

1979年 工学院大学大学院修士課程建築学専攻 終了

1979〜1988年 曽根幸一+環境設計研究所

1988〜1994年 西武百貨店商品本部住関連事業部

1994年11月 川名・環境計画アトリエ 設立

窓枠で切り取られた景色が1枚の絵画に

窓枠で切り取られた景色が1枚の絵画に

窓を並ぶ壁は、そのままギャラリーのよう

窓を並ぶ壁は、そのままギャラリーのよう

  • ー元は西武百貨店にいらっしゃって、自然郷の別荘づくりをされたとか?

    1990年代、この自然郷の事業主である西武百貨店の社員として、自然郷の価値に相応しい23棟の山荘を企画するプロジェクトをプロデュースしました。現地に何度も足を運んで考え、「自然の力を活かして、年に数日〜数十日のここで過ごす時間を、到着した時からいつでも快適にする」という基本コンセプトを決め、パッシブソーラーの別荘を提案しました。

  • ーパッシブソーラーとは?

    屋根や壁にあたる太陽光の熱を建物内に取り込み、壁や床に蓄熱しながら熱を放射し補助暖房に利用したり、風の流れを作り出すことで建物内の換気にも利用するシステムです。不在の間も建物自身が換気するので空気がこもらず、久しぶりに別荘を訪れた時も爽やかで、結露やカビも防げるので建物の寿命も長くなる、人にも建物にもやさしい健康住宅です。

  • ーデザイン的にはいかがでしたか?

    八ヶ岳やあの圧倒的なカラマツ林、とにかく素晴らしい自然の景観をいかに活かすかです。

  • ー建築家として独立されてからはいかがですか?

    同じです。この地を選ばれる方は自然の良さをご存知の方ばかりですから、デザインや機能、素材にもこだわられます。建築家は一人ひとりのオーナーさまの希望を伺いながら、自然郷のもつ良さを引き出す別荘をいかに形にするかですね。他の別荘地だと、ハウスメーカーさんがつくる都会でも見かけるような家をご希望される方もいらっしゃるようですが、そんなお仕着せのデザインでは余りにもったいないと思います。たとえば、自然郷では壁に開けた窓一つが既に絵画になるんです。そんな窓が並んでいたら、もう名画を並べたギャラリーですよね。

  • ー別荘地としての自然郷の良さは?

    ただ売っているだけでなく、管理事務所があってバックアップ体制がしっかりしていることですね。別荘ライフのメニューも充実して、安心して長く別荘ライフが楽しめるのは大切なことだと思います。

大きな吹抜けとロフトのある山の家

この別荘のオーナーさまは自宅も天然木を使うなど、自然にこだわった方で、お気に入りのダケカンバの木を眺めるために、ベストな距離を計って別荘を建てる場所を決めています。窓に切り取られた景色を楽しむために色々とこだわり、吹抜けにある1階のウッドデッキも、リビングの窓ごしに景色を楽しめます。またロフトの勾配天井にも天窓をつけ、座ったり寝ころんだりしながら流れる雲や星を眺められます。奥さまのこだわりの赤い色が鮮やかなアイランドキッチンは、ダイニングをはさんでテラスの正面に設えて、家事をしながら外の風景を楽しむことができます。

お気に入りの木が1番よく見える場所に、別荘を建てています。

お気に入りの木が1番よく見える場所に、別荘を建てています。

吹抜けの踊り場からも景色が楽しめ、ロフトの天窓からは星が眺められます。

吹抜けの踊り場からも景色が楽しめ、ロフトの天窓からは星が眺められます。

テラスに面した大きな掃き出し窓の正面に、奥さまこだわりの赤いキッチンが。

テラスに面した大きな掃き出し窓の正面に、奥さまこだわりの赤いキッチンが。

吉岡孝之
夢ノ樹建築デザイン
吉岡孝之

PROFILE

1979年 横浜国立大学工学部建築学科 卒業

1979〜1990年 殖産住宅相互株式会社

1990〜2000年 株式会社西洋環境開発

2000〜2001年 株式会社西洋ハウジング

2002年1月 夢ノ樹建築デザイン 設立

良い音楽と良い風景を楽しむ、音楽堂のステージ。

良い音楽と良い風景を楽しむ、音楽堂のステージ。

椅子に座って何もせず、景色の移り変わりを楽しんでください。

椅子に座って何もせず、景色の移り変わりを楽しんでください。

  • ー別荘建築が、一般の注文住宅やマンションと違うのは何でしょうか?
    別荘に何を求めるかによって違いますが、ふだんと違う生活をする所ということです。これは頭では分かっているようで、意外とハッキリとイメージできていないことが多いです。
  • ー具体的にはどういうことでしょうか?
    リゾートでの過ごし方は、ホテルに泊まるか別荘で過ごすかです。ホテルの場合、1日中部屋で過ごすなんてないでしょう?でも、別荘はずっとそこで過ごすことが多い。家事も、食事を作るのもセルフ。つまり日常生活の基本的な部分をそのまま持って来ながら、ふだんと違う生活を楽しむということです。
  • ーなるほど。すると、ふだんと違う何をするか?ですね。
    何もしなくていいんです。森の中の何もない所で、何もしないで過ごすことが1番の贅沢だと思います。私もハワイの普通の家で、数日間をぼんやりと過ごした時に「ああ、こういう事なんだ」と思いました。だから、これができない人にはつらいかもしれません。
  • ーでは、「何もしない」楽しみとは?
    自然郷には、吉村順三さんが設計した音楽堂があります。そのステージの後ろが全面ガラス貼りなのは、まだ日があるフルカラーの景色をバックにコンサートが始まり、モノトーンに変った景色をバックにコンサートが終わる、そのさまも楽しんで欲しいということではないでしょうか。ただ良い音楽と良い風景があればいいんです。だから別荘もそれ自体が主張せず、風景が楽しめる窓があって、自然を邪魔しない建物がいいですね。椅子に座って何もせず、八ヶ岳の風景が時と共に色合いを変えるさまを楽しんで欲しいと思います。また八ヶ岳は1日の中の変化だけでなく、季節ごとの表情が全然違います。以前、仕事で週に2、3日のペースでここに通っていた頃からずっと、訪れるたびに移り変わる風景の素晴らしさを実感しています。

どこでも目の前に自然がある家

「目の前に自然が欲しい」というご希望から、どの部屋からもベストな景色が楽しめるように、周囲の風景に合わせて建物の形と窓のサイズ、配置を決めています。また外観は、広告関係の会社を営まれるオーナーさまが、自然環境と調和しながら360°どこから見ても美しくと、外壁材の貼り方や軒の出などのディテールに至るまでこだわられました。インテリアも徹底して自然素材を使いながら、リビングの柱、梁の見せ方まで計算されています。特に広いデッキから掃き出し窓周辺の、インテリアとエクステリアの中間ゾーンをゆったりと確保して、より間近に自然を楽しめるようにしています。オーナーさまは、そこに置いた椅子に座って、また和室に寝転んで風景を眺める至福の時を楽しまれているのではないでしょうか。

木板を縦貼りしたエントランスと白い塗り壁が、木立ちの中で爽やかなコントラストを描きます。

木板を縦貼りしたエントランスと白い塗り壁が、木立ちの中で爽やかなコントラストを描きます。

風景を見るために形を決めた建物は、高気密・高断熱で寒い冬も快適です。

風景を見るために形を決めた建物は、高気密・高断熱で寒い冬も快適です。

リビングとテラスをつなぐ吹抜けのスペースは、外と内をつないで自然を身近に楽しむためのスペース。

リビングとテラスをつなぐ吹抜けのスペースは、
外と内をつないで自然を身近に楽しむためのスペース。

マツモトゲン 別荘イラストギャラリー

八ヶ岳高原海の口自然郷では、1980年以来、私たちが企画し販売する別荘は全て、マツモトゲンさんにお願いしたイラストでご紹介してきました。

1棟ごとに異なる別荘の表情と共に、そこでどんな生活をしよう?とイメージをふくらませてくれるそのイラストに惹かれて、自然郷の別荘オーナーになられた方も、きっと少なくはないと思います。

Profile

1949年 横浜生まれ

三越日本橋本店宣伝部勤務を経てフリーのイラストレーターとして独立

1980年頃から現在まで八ヶ岳高原海の口自然郷の別荘のイラストを制作

2009年~2013年 八ヶ岳高原ロッジ、アートサロンにて個展

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