移ろう季節に寄せて。
ピアノとチェンバロで紡ぐ音世界。
2024年10月13日(日)・14日(月・祝)
14:30開場 / 15:00開演
※開場時間まで、音楽堂エリアにはお立ち入りいただけません。
【共演】
山洞 智(13日:ピアノ/14日:チェンバロ)
【プログラム】
〈13日〉
J. S. バッハ:アリオーソ
パッヘルベル:カノン
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番よりアンダンテ・グラツィオーソ~トルコ行進曲
クライスラー:愛の喜び
クライスラー:愛の悲しみ
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」より“人知れぬ涙”
モレノ-トローバ:「サルスエラ・マラヴィーリャ」より“恋人よ、わが命よ”
ゲーゼ/千住 明 編:ジェラシー
山田耕筰/渡辺俊幸 編:赤とんぼ
岡野貞一/山下康介 編:もみじ
滝廉太郎/千住 明 編:荒城の月
ドビュッシー:月の光
ポンセ:エストレリータ ~小さき星に~
クライスラー:ホイベルガー「オペラ舞踏会」より“真夜中の鐘”
ホルスト:ジュピター
モンティ:チャルダッシュ
〈14日〉
J. S. バッハ:G線上のアリア
J. S. バッハ/千住 明 編:2つのメヌエット
J. S. バッハ/グノー:アヴェ・マリア
レスピーギ:リュートための古風な舞曲とアリア第3組曲よりイタリアーナ、シチリアー ナ
J. S. バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのソナタ第4番 ハ短調 BWV 1017
アルカデルト:アヴェ・マリア(無伴奏バージョン)
シューベルト:セレナーデ
パラディス:シシリエンヌ
カタロニア民謡:鳥の歌
ヴィヴァルディ:《四季》より春、冬
※出演者・曲目・曲順など、内容が変更になる場合がございます。
●千住真理子(ヴァイオリン)Mariko Senju
2歳半よりヴァイオリンを始める。全日本学生音楽コンクール小学生の部全国1位。NHK交響楽団と共演し12歳でデビュー。日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝、レウカディア賞受賞。パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。慶應義塾大学卒業後、指揮者故ジュゼッペ・シノーポリに認められ、87年ロンドン、88年ローマデビュー。国内外での活躍はもちろん、文化大使派遣演奏家としてブラジル、チリ、ウルグアイ等で演奏会を行う。また、チャリティーコンサート等、社会活動にも関心を寄せている。
1993年文化庁「芸術作品賞」、1994年度村松賞、1995年モービル音楽賞奨励賞各賞受賞。
1999年2月、ニューヨーク・カーネギーホールのウェイル・リサイタルホールにて、ソロ・リサイタルを開き、大成功を収める。
2002年秋、ストラディヴァリウス「デュランティ」との運命的な出会いを果たし、話題となる。
2015年はデビュー40周年を迎え、1月にイザイ無伴奏ソナタ全曲「心の叫び」、2月にはバッハ無伴奏ソナタ&パルティータ全曲「平和への祈り」をリリース、両作品ともレコード芸術誌の特選盤に選ばれた。2016年は、300歳の愛器デュランティと共に奏でるアルバム「MARIKO plays MOZART」をリリース。またプラハ交響楽団、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団と各地で共演。2017年はブラームス没後120年記念「ドラマティック・ブラームス」をリリース、また全国でスーク室内オーケストラとツアーを行い、好評を博した。2019年はベートーヴェン生誕250周年に先駆け、ピアニストの横山幸雄と「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1」をリリース。2020年は近年発見されたイザイの未完のソナタを新たに録音し、その楽曲を加えたイザイ無伴奏ソナタ全曲「心の叫び」<完全版>を再リリース。春には「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.2」をリリースした。またデビュー45周年を迎え、各地で記念演奏会を行う。
2021年「蛍の光~ピースフル・メロディ」を2022年9月には最新アルバム「ポエジー」をリリース。
コンサート活動以外にも、講演会やラジオのパーソナリティを務めるなど、多岐に亘り活躍。著書は「聞いて、ヴァイオリンの詩」(時事通信社、文藝春秋社文春文庫)「歌って、ヴァイオリンの詩2」「ヴァイオリニストは音になる」(いずれも時事通信社)「ヴァイオリニスト 20の哲学」(ヤマハミュージックメディア)母との共著「母と娘の協奏曲」(時事通信社)「命の往復書簡2011~2013」(文藝春秋社)「千住家、母娘の往復書簡」(文藝春秋社文春文庫)など多数。
https://marikosenju.com/
●山洞 智(13日:ピアノ、14日:チェンバロ)Satoshi Sando
4歳からピアノを14歳から作曲を学ぶ。1993年東京芸術 大学大学院修了。90年大学より安宅賞受賞。91年第60回日本音楽コンクール作曲部門首位、あわせて安田賞受賞。その後フランス政府給費留学生として渡仏。パリ国立高等音楽院にてさらに研鑽を積む。
作曲と演奏の双方にわたり活動を展開、また両者をつなぐ新曲の初演も多数。ピアニストとしては独奏以外でも、とくに室内楽分野で内外のトップアーティストの共演者として絶大な信頼を寄せられている。97年8月に帰国。98年8月には国際交流基金派遣で南米ブラジル、アルゼンチンの各地まで演奏旅行にでかける。
現在、東京音楽大学准教授、東京芸術大学非常勤講師。