「たためる椅子」×ミナ ペルホネン

ストーリーのある椅子

二〇一九年春、八ヶ岳高原音楽堂の客席椅子である、「たためる椅子」が、世界的なテキスタイルデザイナー皆川明が率いる、ミナ ペルホネン のテキスタイルと出会い、スペシャルエディションが誕生します。

「たためる椅子」は、三〇年前、八ヶ岳高原音楽堂の客席椅子として、建築家 吉村 順三、建築家 中村 好文、家具デザイナー 丸谷 芳正 三名による共同デザインワークとして生まれました。

  日本人のDNAに刻み込まれた所作「たたむ」「しまう」「だす」が基軸となったこの椅子は時代を超えて、いまなお、新しい風を感じる隠れた名作です。

今回、張地となるミナ ペルホネンの“dop”は、テキスタイルでありながら年月とともに廃れるのではなく、少しずつ隠れている色があらわれる、あじわい深い、稀有な生地。
その未来が、「たためる椅子」と重なります。

音楽堂が繋いだ人々が、紡いでいくストーリー。 椅子に座って、思いを馳せてみてください。

※スペシャルエディション2019は限定一二〇脚。八ヶ岳高原ロッジは、
二〇一九十二三十一日(火)までの期間限定販売。

商品

そもそも、「たためる椅子」って
なんですか?

吉村順三の隠れざる名作椅子「たためる椅子」のおさらいです。

商品概要
 

色の展開、仕様、お値段などを詳しく。

お披露目会・受注会のお知らせ
 

5/25(土)に八ヶ岳高原音楽堂で開催。
※ご好評のうち、終了しました。

ストーリー

ミナ ペルホネン 皆川明さんと吉村順三
 

皆川明さんと、音楽堂の設計者・巨匠、吉村順三の繋がりを探ります。音楽堂との出会いは偶然ではなかった!

たためる椅子誕生の秘話。
 

30年前、たためる椅子はどのように生まれたのでしょうか?吉村順三氏の知られざる秘話を製作者の丸谷さんが教えてくださいます。

コラボバージョンは
吉野杉でつくりました。

その納得の理由と魅力を、製作者の丸谷さんにききました。

ミナ ペルホネンの生地“dop”は、
どんな生地?

椅子の張地となる“dop”。その魅力に迫ります。

なぜか、自然ワインの第一人者、
岡本英史さんに椅子について聞く。

ワインづくりの専門家、岡本さんにお聞きする?!実は、岡本さんなくして、この椅子は誕生しなかったのです。

たためる椅子のある風景
 

ギャラリーです。

お手入れ
 

長く、味わい深く使い続けるには、どうお手入れしたらよいのでしょう?プロの皆さまに、きいてきました。

プロフィール

minä perhonen(ミナ ペルホネン)

デザイナー皆川明が率いる日本を代表するファッション・テキスタイルブランド。1995年設立。オリジナルの図案によるファブリックを作るところから服作りを進め、生産産地と連携しながら素材開発から精力的に取り組んでいる。
社会への考察や自然への詩情から図案を描き、織りやプリント、刺繍などのテキスタイルをオリジナルにデザインしている。
ブランド名は、デザイナーがスカンジナビアへの旅を重ねる中で、そのライフスタイルやカルチャーに共鳴するというフィンランドの言葉から取った。「minä」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」を意味する言葉。
近年は家具やうつわなどの生活デザイン、青森県立美術館、東京スカイツリー®のユニフォームのデザインも手がける。

https://www.mina-perhonen.jp/

丸谷芳正

家具デザイナー。「たためる椅子」を、吉村順三、中村好文とともにつくる。
1950年生まれ。76年東京藝術大学美術学部工芸科卒業。76年木曽御岳奥村木工所入社(建築家奥村昭雄の元で家具開発)。80年設計工房MandM 設立(家具デザイン・製作)。80~99年東京藝術大学美術学部建築科非常勤講師。88~08年県立沖縄芸術大学デザイン科非常勤講師。95年「二階堂学舎のたためる椅子スモールヴァージョン」(社)日本インテリアデザイナー協会賞(インテリアスペース協力賞)。98年「ひとりひとりにあわせた椅子たち」(社)日本インテリアデザイナー協会賞(インテリアプロダクト奨励賞)。99~2005年国立高岡短期大学産業工芸学科助教授、教授(木材工芸担当)。2000~04年(社)日本インテリアデザイナー協会理事。05~16年国立大学法人富山大学芸術文化学部教授(建築デザイン担当)。08~11年「たためる椅子」がジャパンファウンデーション主催「WA-現代日本のデザインと調和の精神」展にて選定され、世界8か国を巡回。16年~ 設計工房MandM

八ヶ岳高原音楽堂

八ヶ岳高原音楽堂は、長野県にあるそごう・西武の高原リゾート「八ヶ岳高原海の口自然郷」に在る、客席数250の音楽ホール。設計は、日本モダン建築の巨匠・吉村順三。木できたホールは美しく、また音も柔らかい。
カラマツやツガなどを使用して作られたホールは六角形の独特の形状をしており、舞台の後ろのガラス窓を通して周囲の自然が目に入るようになっています。
年間60回を超える公演を開催。アシュケナージ、マイスキー、辻井伸行、渡辺貞夫、森山良子、小野リサなど、有名な演奏家による公演が行われています。

http://www.yatsugatake.co.jp/ongakudo/