音楽堂について

音楽堂について

音楽堂の概要

標高1,500m。
音楽の透明度も高まります。

高原の山々になじむ美しい六角形

高原の山々になじむ美しい六角形。暖かい木のぬくもり。「世界でも通用するような建物を」というリヒテルの助言が生きた八ヶ岳高原音楽堂。自然と環境に調和した美しい建築物として「'89年毎日芸術賞」「'89年東京クリエイション大賞環境賞」を受賞しました。音響面では主に室内楽の演奏を想定し、理論に基づく実験と人の耳による確認を繰り返してついに小ホールとして理想的な残響1.6秒を得ました。木のホールならではの耳に心地よい柔らかで自然な響き、音楽のすべての魅力をあますところなくお届けします。

開演前の、期待が徐々に高まってゆくひととき。コンサートが終了した後の、心地よい余韻に包まれたひととき。ホールに隣接するホワイエで過ごすひとときは、音楽と人とのふれあい、人と人とのふれあいを、より豊かなものにするでしょう。大きな窓ガラスを隔てた外には、裸の大自然が。素晴らしい音楽の興奮と美しい自然の静寂。このコントラストから、都会のコンサートホールでは味わえない深い印象が、胸に刻まれます。

  • 1974
  • 1975
  • 1988
  • 昭和49年
    1974 <昭和49年>

    八ヶ岳高原レコードコンサート

    八ヶ岳高原音楽堂の誕生の契機となったのは、1974年八ヶ岳高原ヒュッテの前庭で行われた“八ヶ岳高原レコードコンサート”でした。自然郷の文化の芽はここから始まりました。

    “八ヶ岳高原海の口自然郷”、この別荘地にはもともと音楽好きなオーナーが多く、互いに持ち寄った自慢のレコードによる鑑賞会が開かれていました。

  • 昭和50年
    1975 <昭和50年>

    初めてのサロンコンサート

    「大自然の中で生の演奏を」との声が高まり、1975年8月、初めてのサロンコンサートが開かれました。
    以来、国内のトップアーティストはもとより、海外からもリヒテル、アシュケナージなど、そうそうたる音楽家がこの地を訪れました。

  • 昭和63年
    1988 <昭和63年>

    “八ヶ岳高原音楽堂”が誕生

    世界的なピアニスト・スヴャトスラフ・リヒテル氏と日本を代表する作曲家・武満徹氏をアドバイザーとしてむかえ誕生しました。 ※設計 吉村順三設計事務所(建築)

    こけら落しはリヒテル音楽監修の「八ヶ岳高原音楽祭'88」。
    彼の監修する音楽祭はフランスの「ツール音楽祭」、モスクワの音楽祭「12月の夕べ」についで、世界で3つめのもの。
    スメタナ弦楽四重奏団やキース・ジャレット、クロノス・カルテットなどのアーティストもこの音楽堂で見事な演奏を披露しています。

Ongakudo Overview

音楽堂データ

名称
八ヶ岳高原音楽堂
所在地
長野県南佐久郡南牧村大字海ノ口 八ヶ岳高原海の口自然郷内
施設
ホール、ホワイエ、クローク、楽屋A・B、演奏者控室、調整室、録音室、パントリー、管理室、化粧室、機械室
敷地面積
6,500.00m2
建築面積
1,167.42m2
延床面積
1,275.58m2
ホール面積
418m2(回廊含む)
最大収容人数
250名(ホール)
ホワイエ面積
230m2
構造・規模
木・RC混構造 地上1階・地下1階
屋根
鋼板・段葺き
外壁
RC打放(スギ板型枠)
外回り建具
木製建具
主な使用樹種
カラマツ、米マツ、チーク、ツガ(約158.3m3
設計
吉村順三設計事務所(建築)
大澤構造設計事務所(構造)
建築設備研究所(設備)
ヤマハ(株)音響研究所(音響)
施工
北野建設(建築)
ダイダン(設備)
アドバイザー
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアニスト)
武満 徹(作曲家)

Concert

歴代のコンサート

八ヶ岳高原サロンコンサート<第1回(1975年)〜>
八ヶ岳高原音楽祭<第1回(1988年)〜 第12回(1999年)>
  • 1975年

    バロック室内楽の夕べ/ハープ独奏の夕べ/古典室内楽の夕べ
    出演:アンサンブル・コレギウム・ミカエルム、ヨゼフ・モルナール、イソ弦楽四重奏団 他 (第1回*8月)

  • 1982年

    スメタナ弦楽四重奏団と過ごす八ヶ岳高原の2日間(第9回*11月)

  • 1983年

    黒沼ユリ子を囲むコンサートと文化フォーラムの夕べ(第11回*7月)

  • 1984年

    スヴャトスラフ・リヒテルを150人で聴く八ヶ岳高原の夕べ(第12回*2月)

    1984年

    第12回サロンコンサート

  • 1985年

    クリスチャン・ツィメルマン ピアノリサイタル(第16回*5月)
    パトリック・ガロワ フルートリサイタル(第17回*6月)

  • 1986年

    アルバン・ベルク弦楽四重奏団 演奏会(第19回*2月)
    デジュー・ラーンキ ピアノリサイタル(第20回*5月)
    リヒテルとソビエト俊才のアーティストたち、室内楽の夕べ
    出演:リヒテル、ユーリ・バシュメット(第25回*9月)

  • 1987年

    ペーター・シュライヤー 美しき水車小屋の乙女 独唱会(第27回*4月)
    ウィンダムヒル 八ヶ岳コンサート(第30回*8月)
    ウラディーミル・アシュケナージ ピアノリサイタルの夕べ(第32回*12月)

  • 1988年

    ミッシャ・マイスキー チェロリサイタルの夕べ(第33回*3月)
    第1回 八ヶ岳高原音楽祭 「三つの時代の調べ」 音楽監修:スヴャトスラフ・リヒテル (9/21〜9/25)
    スメタナ弦楽四重奏団 さよならコンサート(第36回*10月)

  • 1989年

    キース・ジャレット チェンバロリサイタル イン 八ヶ岳(第37回*1月)
    スタニスラフ・ブーニン いまショパンを弾く(第38回*1月)
    第2回 八ヶ岳高原音楽祭 「ポピュラー音楽とクラシック音楽の境界を超えて」 音楽監督:武満徹(9/22〜9/24)

  • 1990年

    第3回 八ヶ岳高原音楽祭 「高原のモーツァルト没後200年前夜祭」 音楽監督:スヴャトスラフ・リヒテル(9/20〜9/24)

  • 1991年

    第4回 八ヶ岳高原音楽祭 「秋のギター」 音楽監督:武満徹(9/20〜9/22)
    ユーリ・バシュメット & モスクワソロイスツ 弦楽アンサンブルの夕べ(第54回*11月)

  • 1992年

    1992年

    ダン・タイ・ソン ピアノリサイタル(第58回 6月)
    ワディム・レーピン ヴァイオリンリサイタル(第59回*6月)
    第5回八ヶ岳高原音楽祭 「音楽のミューズたち」 
    音楽監督:スヴャトスラフ・リヒテル(9/19〜9/21)

  • 1993年

    1993年

    ミッシャ・マイスキー 無伴奏チェロリサイタル(第70回*10月)
    ポール・クロスリー トーク&コンサート(第67回*7月)
    第6回八ヶ岳高原音楽祭 「秋の歌」 音楽監督:武満徹(9/23〜9/25)

  • 1994年

    パメラ・フランク ヴァイオリンリサイタル(第74回*6月)
    第7回 八ヶ岳高原音楽祭 「祈りと音楽」 音楽監修:スヴャトスラフ・リヒテル(9/22〜9/25)
    ジャン=マルク・ルイサダ&マルティーナ・シューカン デュオリサイタル(第79回*11月)

  • 1995年

    1995年

    <狂言公演> 「狂言師 野村万作の世界」(5月) <第1回:以後毎年開催>
    第8回 八ヶ岳高原音楽祭 「秋の二重奏(デュエッティ)」 音楽監修:武満徹(9/22〜9/24)

    1995年

    <ナイトキャップコンサート>
    武満徹、小林靖宏(coba)、フェビアン・レザ・パネ、続木力、佐藤紀雄ほかその共演者たち
    オーフラ・ハーノイ チェロリサイタル(第85回*10月)

  • 1996年

    第9回 八ヶ岳高原音楽祭 「武満徹メモリアル・コンサート」 構成:佐藤紀雄(9/14〜9/15)
    ボロディン弦楽四重奏団 演奏会(第94回*10月)
    チョーリャン・リン&吉野直子 デュオリサイタル(第95回*11月)

  • 1997年

    第10回八ヶ岳高原音楽祭 「あなたは空中を歩き、そして星をつかまえる」 音楽監督:猿谷紀郎(9/26〜9/28)
    ダニエル・ゲーデ&横山幸雄 デュオリサイタル(第104回*10月)

  • 1998年

    アレクサンドル・メルニコフ ピアノリサイタル(第110回*6月)
    第11回八ヶ岳高原音楽祭 「古代のひびき 現代のひびき」 音楽監督:田中カレン(9/25〜9/27)

  • 1999年

    第12回 八ヶ岳高原音楽祭 「見失った音の秘密」 音楽監督:藤家渓子(10/1〜10/3)
    東京クヮルテット 演奏会 (第126回*10月)

  • 2000年

    舘野泉ピアノトリオ ピオソラを弾く(第131回*5月)
    天満敦子 無伴奏ヴァイオリンリサイタル(第132回*7月)
    ジャン=マルク・ルイサダ ピアノリサイタル(第137回*11月)

  • 2001年

    千住真理子 ヴァイオリンリサイタル(第140回*2月)
    東儀秀樹 雅楽の夕べ(第141回*3月)

  • 2002年

    5夜連続公演 ジョイフル・ジョイント・コンサート<小林美恵、長谷川陽子、尾尻雅弘、仲道祐子 他>(8月)
    荘村清志&小室等 「武満のうた・こころ」(第159回*9月)
    宮本文昭&渡辺香津美 デュオリサイタル(第162回*12月)

  • 2003年

    宗次郎 オカリナ ソロ・コンサート 〜風にゆれる木々たちと〜(第169回*6月)
    姜建華 二胡リサイタル(第174回*9月)
    佐野成宏 テノールリサイタル(第175回*10月)

  • 2004年

    山下洋輔 ジャズ・ナイト「室内楽団 八向山」(第182回*4月)
    狂言公演 「狂言界の至宝 野村万作の世界」(第10回 10月)
    岸田今日子&舘野泉 「音楽と物語の世界」(第190回*11月)

  • 2005年

    「武満徹・メモリアル 二夜 」
     <第一夜> 荘村清志 & 高木綾子 ギターとフルートの夕べ(第200回*6月)
     <第二夜> 谷川俊太郎 & 谷川賢作&続木力 詩と音楽の夕べ(第201回*7月)
    「リヒテル・メモリアル」 アレクサンドル・メルニコフ ピアノリサイタル(第205回*9月)

  • 2006年

    coba アコーディオンナイト(第215回*5月)
    ピーター・ゼルキン ピアノリサイタル(第221回*9月)
    佐藤美枝子 & 池上英樹 ソプラノとマリンバの夕べ(第225回*12月)

  • 2007年

    仲道郁代 ピアノリサイタル(第230回*3月)
    米良美一 谷川俊太郎を歌う(第237回*9月)
    ソノス・ハンドベル・アンサンブル(第241回*12月)

  • 2008年

    森麻季 ソプラノリサイタル(第247回*3月)
    林光と谷川俊太郎の夕べ ~子供のためのピアノ曲と詩の朗読~(第249回*5月)
    音楽堂20周年記念公演 <五夜>
    「音楽と祈り 音楽の歓び」 企画構成:武満眞樹(第259~263回*9月・10月)

    • ■ * 印は八ヶ岳高原サロンコンサート
    • ■ 八ヶ岳高原サロンコンサートは、1975年8月から79年8月までは八ヶ岳高原ヒュッテにて、1980年8月〜88年8月までは八ヶ岳高原ロッジにて、 1988年9月以降は八ヶ岳高原音楽堂(竣工:1988年9月)で開催されています。