森の小屋プロジェクト 建築家によるモデルプラン 芦沢啓治建築設計事務所
森に建てるのは、ちいさな小屋がいい。
八ヶ岳高原森の小屋プロジェクト 3組の建築家が考えたモデルプランを紹介します。
Happiness is found in the Smallness
森の息吹を感じて、心身が休まる、しあわせな場所。
「八ヶ岳高原 森の小屋プロジェクト」は、
建築家たちが提案する、高原ならではの自然の恩恵を
シンプルに生かす「ちいさな山荘」のモデルプランです。
芦沢啓治建築設計事務所 芦沢啓治さん
自然との一体感を感じる
南側に大きく開いた、平屋の小屋です。
背後の庭、そして森へと連続して視線が抜けるよう、屋根はアプローチ側と南側の二方向に勾配を設けています。
こ れにより、エッジがありつつも周囲の自然に溶け込むようなプロポーションとなっています。
居室の配置は、どこからでも景色が眺められることを意識しました。
メインの部屋となるLDK はやわらかく明るい光がたっぷり入る南東向きの開放的な空間とし、
キッチンカウンターを長くとって、調理にも簡単な食事にも、また飾るスペースとしても機能するようにしています。
北西の対角にはデスクから二面のビューが楽しめる書斎コーナーを設けました。
一方、水回りと寝室はコンパクトにまとめて、コントラストをつけています。
さらに南側と東側いっぱいにL 型にまきつくようにバルコニーをまわし、各居室からアクセスできるようにしています。
回 遊性が生まれると共に、周囲の自然との一体感を強く感じることができます。
内装は、カラマツや土壁など土地にゆかりのある材料で仕上げます。
室内にいながら自然の中にいるような、リラックスできる空間を目指しました。
芦沢 啓治
外観スケッチ(クリックすると拡大します)
建築面積:98.20㎡(26.98坪)
延床面積:82.02㎡(24.70坪) 1F 平屋建て/2LDKプラン
外観CG