リゾートホテル 八ヶ岳高原ロッジ

電話:0267-98-2131

お問い合わせ

アクセス

サイトマップ

日本語

/

English

  • イベントニュース
  • コンサート
  • レストランイベント
  • 展示イベント
  • 青い鳥チョコレート
  • 池袋・横浜情報サロン


The 477th Yatsugatake Kogen Salon Concert


[ マリア・ジョアン・ピリス / 小林海都 ]

現代を代表するピアニストによる、
崇高なベートーヴェン第31番と、
愛弟子と奏でる至高のデュオ。

2015年11月14日(土)
午後3時30分開場/午後4時30分開演


【曲目】

シューベルト:アレグロ イ短調「人生の嵐」作品144 D947(ピリス&小林)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110(ピリス)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 作品26(小林)
シューベルト:幻想曲 へ短調 作品103 D940(ピリス&小林)

 

 

マリア・ジョアン・ピリスのパルティトゥーラ・プロジェクト

現代を代表するピアニスト、マリア・ジョアン・ピリスが近年力を注ぐ教育活動、それが「パルティトゥーラ・プロジェクト」。
ベルギーのエリザベート王妃音楽院シャペルを拠点とし、若き俊英たちと取り組むこのプロジェクトにピリスが意図するものとは-。

音楽について私たちが一つ言えることは、私たちがどれだけ音楽を理解し、音楽を教えることに全力を注いでも、一つだけ教えることが出来ないことがあるという事です。

それは“GRACE”、つまり“神の恵み”“慈しみ”です。言い換えれば、音楽に真の価値をもたらす予期せぬ “奇跡”とも言えます。この人智を超えた予期せぬものこそが、作曲家を作曲に駆り立てるのです。また、音楽家が全身全霊をかけ技術を修練し、さらなる深みを求めるのも、この“GRACE”“神の恵み””奇跡“が大きな原動力となっているのです。また、聴衆をコンサートという特別な時間へ誘うのも、“GRACE”なのです。

“GRACE”“神の恵み”“奇跡”を成し得るには、美しさだけではなく、倫理も重要な要素なのです。あらゆる芸術と同じように、音楽も人間を形作る神秘の一部なのです。

多くの学校や音楽院では、音楽を分析し指導をすることに終始しており、“GRACE”とは本質的に異なります。キャリア形成のために課せられる制約は決して好ましいものではありません。

試験やコンクールでは他者と競い、自己を称賛する気持ちが原動力となります。この“自己を称賛する気持ち”は、繊細でなかなか到達することが出来ない“GRACE”という次元から演奏家を遠ざけてしまうリスクとなりうるのです。

この問題に一石を投じるべく、マリア・ジョアン・ピリスはパルティトゥーラ・プロジェクトを立ち上げました。プロジェクトの目的は、世代が異なる音楽家同士が互いに演奏を聴きあう機会を設け、“GRACE”に到達すべく望ましい環境を作ることです。若い演奏家が著名な演奏家に指導を受け、そして、ステージで一緒に演奏をするのです。聴衆が熱心に耳を傾けるコンサートという場で、異なる世代の演奏家が各々の演奏を融合させ、時空を超越するその瞬間こそが、この奇跡“GRACE”が成就されるのです。

「スター・システム」の悪影響を排し、次世代の可能性を発掘し、音楽の持つ新たな側面を聴衆に明らかにし、コンサートという場が持つ意味意義を深めるという高い期待と目標を叶える為、パルティトゥーラ・プロジェクトとミュージック・シャペルは、他に類を見ない一歩を踏み出します。この挑戦は音楽学校という枠にとどまらず、作曲家、演奏家そして、聴衆にとってのチャレンジです。

ややもすると聴き逃してしまいそうな音の中に、実は音楽のすべての意味、意義が詰まっているということに気が付こうとしている、そういう瞬間とも言うことが出来るでしょう。

 


※就学前のお子様のコンサートへのご同伴・ご入場は、遠慮くださいませ。
※曲目が変更される場合がございます。ご了承ください。

プロフィール

●マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ) Maria João PIRES
リスボンに生まれた世界的ピアニスト。

ポルトガルにおいて、カンポス・コエーリョとフランシーヌ・ブノワに師事。後にドイツにてローゼル・シュミットとカール・エンゲルに師事する。ソリストとしてはもとより室内楽活動に好んで取り組み、オーギュスタン・デュメイ、アントニオ・メネセスなどを始めとする多くのアーティストと共演。それらは多くのCDとして残されており、エラート・レーベルを経て、その後、ドイツ・グラモフォンと20年間以上にわたり友好な関係を保っている。

また、演奏活動と並行して教育活動にも力を注いでおり、1970年以来、芸術が人生、社会、学校に与える影響の研究に没頭、社会において教育学的な理論をどのように応用させるか、その新しい手法の開発に身を投じてきた。破壊的で、物質優先の論理を強調するグローバリゼーションに対して、個人の成長を尊重する新しいコミュニケーションの仕方を研究。

その成果のひとつは1999年ポルトガルのベルガイシュでの芸術研究センター設立として結実、現在はこの活動をブリュッセルを中心に展開している。

今回は、ソロに加え、エリザベート王妃音楽学校の愛弟子、小林海都とのデュオを披露。

料金

コンサートのみ:13,300円(税込)
●お席は当日ホール受付にて抽選させていただきます。


お問い合わせ:八ヶ岳高原ロッジ 電話:0267-98-2131

このページ最上部へ