リゾートホテル 八ヶ岳高原ロッジ

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コンサートチームからのメッセージ vol.2 (不定期)

またとない「音楽と物語の世界」
音楽堂ならではの、一期一会の一夜を。

文:蕪木冬樹(八ヶ岳高原音楽堂 企画担当)

12年前の2004年11月6日、第190回八ヶ岳高原サロンコンサートとして、舘野泉&岸田今日子「音楽と物語の世界」が開催されました。そう、今回の「音楽と物語の世界」は第2回目なのです。

2006年に岸田さんがお亡くなりになり、「しばらく他の人とやる気にはならなかった」という舘野さんが、再び取り組もうと考えた時に浮かんだのが、岸田さんが体調を崩した時に代役を務めた草笛光子さんだったそうです。

今回メインとなる曲は、吉松隆「KENJI・・・宮澤賢治によせる」。今年生誕120年を迎える宮澤賢治の作品をもとに構成され、主人公が「宛名のない手紙」を携え、「オホーツク挽歌」「星めぐりの歌」「銀河鉄道の夜」を通して壮大な旅をする内容で、45分におよぶ大曲です。長年の交友があり、「左手のピアニスト」として復帰した舘野さんに多くのレパートリーを提供してきた作曲家・吉松隆さんが今回のために作曲されました。

そしてもうひとつの軸は、「白髪の恋の物語」。谷川俊太郎の詩集「女に」の抜粋を草笛さんが朗読し、曲は、エストニアの作曲家シサスクが館野さんにささげた「エイヴェレの惑星」を選曲。「2人の年齢だからこそできるものを」とお二人で創りあげた作品です。

想像してください。木々は紅葉から黄葉へ、夜空は新月から上弦の月へと移り行く暮秋の八ヶ岳。開演して間もない16:50の日没とともに、幻想的に浮び上がる舞台。そこで創り上げられる、音楽と物語の世界。これほど想像力をかきたてられる舞台があるでしょうか。

今回、八ヶ岳公演実現にあたっては、舘野さんの特別なお取り計らいで、多忙なお二人のスケジュールをご調整くださいました。11月に80歳を迎える舘野泉さんの円熟のピアノに、『真田丸』でも記憶に新しい、草笛光子さんの深い説得力をたたえた朗読。八ヶ岳高原音楽堂ならではの、一期一会の一夜となることを確信しています。

お部屋はおかげさまで満室ですが、コンサートのお席には、まだ少し余裕がございます。

またとない創造の瞬間に、ぜひお立会いください。


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