クラシック音楽を"ポピュラー"にした立役者。
人気テレビドラマ「のだめカンタービレ」をきっかけに、一躍時の人として注目を浴びている清塚信也。 登場人物の千秋が弾く曲の全吹き替えを担当している。今では、なんと年間100〜150回の公演をこなす大人気のピアニストだ。
彼のコンサートは、とにかく楽しい。
「実はショパンは、一目惚れした女性に声もかけないで、陰から見ているようなタイプの男だったんです。スカートかわいいなって」。 曲の合間に語られる作曲家のエピソードに、観客は引き込まれ、時には爆笑し、肩肘を張らずにコンサートにのめり込んでいく。 敷居が高いといわれるクラシック音楽がぐんと身近に感じられるのは、こうした曲へのアプローチのおかげだろう。
ショパンイヤーで沸いた2010年。 八ヶ岳公演ではあえて、ロマンティック・ピアノの醍醐味を味わうため、リストの名曲「ラ・カンパネラ」をピック・アップ。 「リストはとにかく『カッコイイ』人なんです」と表現する清塚。 5歳でピアノを始め、毎日12時間以上の練習の上にコンクールに挑み、苦しみもがきながら、留学先のロシアで「自分のピアノ」を探求し続けた。 その彼の深みゆえ、「カッコイイ」リストに期待が高まる。
お問い合わせ:八ヶ岳高原ロッジ 電話:0267-98-2131