リゾートホテル 八ヶ岳高原ロッジ

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コンサートによせて ーーーーーーー 林 英哲

八ヶ岳の自然の中の音楽ホールで演奏しないかというお誘いを受け、タイトルを「光の道」としたのは、今年の初めころだったか。

その後、還暦を迎えて東京で4日間の「 五輪具 」コンサートをやり、直後から中東湾岸諸国に公演ツアーに行った。

強い砂漠の光に、光の砂、光の地、光の樹、光の雲・・というような連想が生まれ、そんな演奏をしようと思い始めていた。

始めに思い描いた「 光の道 」というのは、ずっと宇宙に向かう時空間の道というような意味のつもりだった。

最近になって、光ケーブルでインターネットを張り巡らす通信会社の構想のネーミングと同じだったと知り、ちょっとまいった。

 

それはそれとして、せっかくの自然のただ中の音楽ホールなので、

たった一人で、森の中にある、オアシスならぬ光のあふれる小さな砂漠をイメージして演奏しようと思っている。

オランダの、ゴッホのコレクションで知られるクレーラー・ミューラー美術館が、海から遠い深い森の中なのに、すぐそばに砂地のサバンナが広がる、というヨーロッパとは思えない不思議な環境にあるのだが、あのようなイメージが私の中に湧いている。

どんな即興展開になるか、自分でもまだわからないが、自分自身がとても楽しみにしている。

 

ラストの「 嵐が丘 」は、1988年、武満徹さんが音楽を担当された吉田喜重監督、松田優作主演の映画「 嵐が丘 」から、私が演奏した大太鼓のシーンを拡大再演しようというも
の。生前の武満さんとただ一度だけの仕事だったが、このホールが武満さんとのご縁を思い出すことにつながり、やることにした。

 

衣装と光のインスタレーションは、三宅一生さんの「 132 5.ISSEY MIYAKE 」にご協力いただいた。このデザインは先頃ロンドンで、2012年度、世界デザイン・オブ・ザ・イヤーのファッション部門最優秀デザイン賞に決定という朗報があり、その喜びも演奏に加えたい。

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