標高1,500m。音楽の透明度も高まります。
高原の山々になじむ美しい六角形。暖かい木のぬくもり。「世界でも通用するような建物を」というリヒテルの助言が生きた八ヶ岳高原音楽堂。自然と環境に調和した美しい建築物として「'89年毎日芸術賞」「'89年東京クリエイション大賞環境賞」を受賞しました。音響面では主に室内楽の演奏を想定し、理論に基づく実験と人の耳による確認を繰り返してついに小ホールとして理想的な残響1.6秒を得ました。木のホールならではの耳に心地よい柔らかで自然な響き、音楽のすべての魅力をあますところなくお届けします。
開演前の、期待が徐々に高まってゆくひととき。コンサートが終了した後の、心地よい余韻に包まれたひととき。ホールに隣接するホワイエで過ごすひとときは、音楽と人とのふれあい、人と人とのふれあいを、より豊かなものにするでしょう。大きな窓ガラスを隔てた外には、裸の大自然が。素晴らしい音楽の興奮と美しい自然の静寂。このコントラストから、都会のコンサートホールでは味わえない深い印象が、胸に刻まれます。
名称 |
八ヶ岳高原音楽堂 |
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所在地 |
長野県南佐久郡南牧村大字海の口 |
施設 |
ホール、ホワイエ、クローク、楽屋A・B、演奏者控室、調整室、録音室、パントリー、管理室、化粧室、機械室 |
敷地面積 |
6,500.00m2 |
建築面積 |
1,167.42m2 |
延床面積 |
1,275.58m2 |
ホール面積 |
418m2(回廊含む) |
最大収容人数 |
250名(ホール) |
ホワイエ面積 |
230m2 |
構造・規模 |
木・RC混構造 地上1階・地下1階 |
屋根 |
鋼板・段葺き |
外壁 |
RC打放(スギ板型枠) |
外回り建具 |
木製建具 |
主な使用樹種 |
カラマツ、米マツ、チーク、ツガ(約158.3m3) |
設計 |
吉村順三設計事務所(建築) |
施工 |
北野建設(建築) |
アドバイザー |
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアニスト) |