郷古 廉・横坂 源・北村朋幹

ピアノ三重奏

クラシック界の次世代を担う3人の旗手による
渾身のピアノ三重奏。

2018年9月8日(土)
午後3時00分 開場/午後4時00分 開演

【出演】
郷古廉(ヴァイオリン)、横坂 源(チェロ)、北村朋幹(ピアノ)

【プログラム】
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 作品27(ヴァイオリン独奏)
武満 徹:for away(ピアノ独奏)
ショパン:3つのマズルカ作品56(ピアノ独奏)
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調(チェロ&ピアノ)
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50「偉大な芸術家の思い出に」

※曲目が変更される場合がございます。ご了承ください。

● 郷古 廉(ヴァイオリン) Sunao Goko

2013年8月ティボール・ヴァルガ シオン国際ヴァイオリン・コンクール優勝ならびに聴衆賞・現代曲賞を受賞。現在、国内外で最も注目されている若手ヴァイオリニストのひとりである。

1993年生まれ。宮城県多賀城市出身。2006年第11回ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第1位(史上最年少優勝)。2007年12月のデビュー以来、新日本フィル、読売日響、東響、東京フィル、日本フィル、大阪フィル、名古屋フィル、仙台フィル、札響、アンサンブル金沢等を含む各地のオーケストラと共演。共演指揮者にはゲルハルト・ボッセ、秋山和慶、井上道義、尾高忠明、小泉和裕、上岡敏之、下野竜也、山田和樹、川瀬賢太郎各氏などがいる。2011年、2012年、2014年と《サイトウ・キネン・フェスティバル松本》でストラヴィンスキー作曲「兵士の物語」に出演。《東京・春・音楽祭》、《ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン》にも招かれている。またリサイタルにも力を入れており、2017年より3年かけてベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲を演奏するシリーズにも取り組んでいる。

● 横坂 源(チェロ)Gen Yokosaka

2002年7月、チェリストの登竜門として知られる全日本ビバホール・チェロコンクールでの最年少優勝(15歳)を初め、コンクールでの受賞歴多数。2005年には第15回「出光音楽賞」を、2008年には第7回「齋藤秀雄メモリアル基金賞」を受賞。2009年5月には全ドイツ学生音楽コンクール で第1位(室内楽)を、2010年9月には第59回ミュンヘン国際音楽コンクール・チェロ部門で第2位を受賞し、国際的なチェリストとしてのキャリアを本格化させる。

1999年10月、13歳で東京交響楽団とサン=サーンスのチェロ協奏曲を共演したのを皮切りに、NHK交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、バイエルン放送交響楽団などを含む主要なオーケストラと、また小澤征爾、岩城宏之、秋山和慶、小林研一郎、大友直人、広上淳一、山下一史、梅 田敏明、渡辺一正、クリストフ・ポッペンなどと協奏曲を共演し、好評を博す。ピアノの伊藤恵やヴァイオリンの佐藤俊介らとコンスタントに室内楽にも出演 し、東京での第1回「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」「東京の夏音楽祭」「宮崎音楽祭」「軽井沢8月祭」や、「題名のない音楽会21」「読響 Symphonic Live ~深夜の音楽会」「クラシック倶楽部」「Dreaming 源」「FM名曲リサイタル」等テレビやラジオにも頻繁に出演するなど、最も幅広い演奏活動を展開するチェリストの一人である。豊かな音楽性やイマジネーションが卓抜したテクニックで表現され、「力強く、豊かで、円熟した音色、そして高い集中力と、何よりも情熱的で生き生きとした演奏」(ハレール・タグブ ロット)、「卓越した技巧に加え、鋭い感性、豊かな音楽性、質の高い表現力など、天才肌とも言える驚異的な才能の持ち主」(音楽の友)など各誌で絶賛されている。

桐朋学園女子高等学校(男女共学)を卒業後、ソリストディプロマ・コースを経て、シュトゥットゥガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。鷲尾勝郎、毛利伯郎、 ジャン=ギアン・ケラスの各氏に師事。ダヴィド・ゲリンガス、ジャン・ワンなどのマスタークラスを受ける。ピエール・ブーレーズ指揮するルツェルンフェス ティヴァル・アカデミーに18歳で参加して以来、現代音楽にも強い関心を示している。明治安田クオリティオブライフ文化財団、ロームミュージックファン デーション海外派遣奨学生。2016年9月、ワーナーミュージック・ジャパンより「J.S.バッハ:ガンバ・ソナタ集」をリリース。

● 北村朋幹(ピアノ)Tomoki Kitamura

1991年4月22日、愛知県生まれ。3歳よりピアノを始め、2003年、第56回全日本学生音楽コンクール名古屋大会ピアノ部門小学生の部第1位。以後、04年第9回エトリンゲン国際青少年のためのピアノコンクール(ドイツ)、06年第6回浜松国際ピアノコンクール、08年第9回シドニー国際ピアノコンクールに入賞。05年第3回東京音楽コンクールにおいては、第1位ならびに審査員大賞(全部門共通)を受賞。15年、リーズ国際ピアノコンクール第5位。17年、ボン・テレコム・ベートーヴェン国際ピアノコンクール第2位。

05年に初めてのリサイタルを開催、以後日本各地でリサイタルを行う。07年以降は「東京の夏」音楽祭や「中之島国際音楽祭」、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン〈熱狂の日〉音楽祭」などの音楽祭にも出演、国内外での活躍を重ねる。 2011年デビューCD、「遙かなる恋人に寄す―シューマン「幻想曲」からの展望―」、2014年第二弾CD「夜の肖像」、2016年には第三弾CD「黄昏に-ブラームス/リスト/ベルク作品集 」(フォンテック)が発売され、好評を得ている。

これまでに読売響、東京響、名古屋フィルハーモニー交響楽団などの定期演奏会に出演するほか、シドニー響や国内外の主要オーケストラと共演。

その他、テレビ朝日系「題名のない音楽会」やNHK「ぴあのピア」NHK-FM「名曲リサイタル」などにも出演。

愛知県立明和高等学校音楽科を経て東京藝術大学に入学し、現在ベルリン芸術大学に在籍。ライナー・ベッカー、伊藤恵、エヴァ・ポブウォッカの各氏にピアノを、ミッツィ・メイヤーソン氏にチェンバロ及びフォルテピアノを師事。

オフィシャルサイト http://tomoki-kitamura.com/

主催:八ヶ岳高原ロッジ TEL:0267-98-2131