寺井尚子カルテットwith中鉢聡

圧倒的な完成度でJAZZの真髄を聴かせる寺井尚子カルテット。
今回迎えるゲストは、生粋のオペラ歌手、中鉢聡。
異なるジャンルの鮮やかな融合。
中鉢がJAZZへの初挑戦で新境地を拓く、熱く躍動する一夜。

2018年10月6日(土)
午後3時30分 開場/午後4時30分 開演

〈イベント同時開催〉

● 寺井尚子(ヴァイオリン) Naoko Terai

1988年、ジャズ・ヴァイオリニストとしてプロ・デビュー。以来、寺井尚子ならではの表情ゆたかな演奏スタイルで人気の高いコンサートを中心に、テレビ、ラジオ、CMへの出演や楽曲提供など、ジャズの枠組みだけにとどまらず、幅広く積極的に音楽活動を展開し続けている。ケニー・バロンに招かれての初レコーディングから、リシャール・ガリアーノ、リー・リトナー、ボブ・ジェームス、ハービー・ハンコックといった世界的アーティストと国内外のステージで数多く共演を重ね、いずれも好評を博している。寺井尚子の真骨頂たる繊細な表現力と情熱的な演奏にますます磨きがかかる、世界を舞台に活躍するジャズ・ヴァイオリニストである。

「文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)」(2010年)、「日本ゴールドディスク大賞ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー<邦楽>」(2004年)他、受賞。

デビュー30周年を迎える2018年、スタンダード集第二弾『The STANDARDIIザ・スタンダードII』、セルフセレクトによるベスト盤『寺井尚子ベスト』の2作を5月9日に同時リリース。

2018年3~6月、東名阪はじめ全国6か所にて、「30th Anniversary JAZZ LIVE寺井尚子“The STANDARDザ・スタンダード”ツアー2018」開催。

● 中鉢聡(テノール) Satoshi Chubachi

東京芸術大学卒業。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第11期修了。1992年ロッシーニ国際オペラコンコルソ入選。平成5年度文化庁芸術家国内研修員。

東京文化会館推薦音楽会オーディション合格。オペラ歌手育成部在学中の1990年、秋田県制作の郷土オペラ「ねぶり流し物語」でデビュー、続いてモーツァルト「バステイアンとバステイエンヌ」に出演し、修了公演では「オリー伯爵」のタイトルロールを歌った。その後プーランク「カルメル会修道女の対話」等に出演し1995年「椿姫」のガストンで藤原歌劇団にデビューを飾る。1996年「東洋のイタリア女」(日本初演)のシーシンで好評を博す。その後イタリアに渡り、ミラノでボッケリーニ「スタバト・マーテル」などのコンサートに出演。1997年は藤原歌劇団文化庁青少年芸術劇場公演「愛の妙薬」のネモリーノを歌う。

帰国後2003年10月の「ロメオとジュリエット」のロメオ役に抜擢され大成功をおさめた。

新国立劇場には開場記念公演「建・TAKERU」の両面少名でデビュー以来、「椿姫」、「こうもり」(アルフレート)、「マノン・レスコー」(エドモンド)、「セビリアの理髪師」(フィオッレッロ)、「ドン・キショット」(ジュアン)、小劇場オペラシリーズ「幸せな間違い」(ベルトランド)、「花言葉」「魔笛」の武士、「イル・トロヴァトーレ」(ルイス)、「ドン・カルロ」(レルマ伯爵)、「ウェルテル」(シュミット)など数多くの出演を果たしている。2002年オペラ鑑賞教室「トスカ」のカヴァラドッシ役で絶賛を博し、翌年も同公演に出演。以後も「アラベッラ」(マッテオ)、「オテッロ」(ロドリーゴ)と出演が続いている。

また、サントリーホールのホールオペラ「ドン・カルロ」、ゲルギエフ指揮/読売日響でのベルリオーズ「レクイエム」、その他、「第九」や各種コンサートでソリストとして活躍する一方、NHK教育TV「愉快なコンサート」へのレギュラー出演やサッカー国際試合での国歌独唱など活動は多岐にわたり、クラシック界にとどまらず広く注目を集めている。最近では2012年オペラ「高野聖」(池辺晋一郎作曲)、2013年「天守物語」(水野修孝作曲)に出演。大きな注目を集めた。

主催:八ヶ岳高原ロッジ TEL:0267-98-2131