●佐藤しのぶ(ソプラノ)Shinobu Sato
日本を代表するプリマドンナ。
文化庁オペラ研修所を最年少、首席で卒業。「メリー・ウィドウ」「椿姫」に抜擢されデビュー。文化庁派遣による芸術家在外研修員として、ミラノへ留学。その後「トスカ」、「蝶々夫人」などのタイトルロールを次々に演じ、ブラティスラヴァ国際フェスティヴァル80周年のオープニングに、「トスカ」のタイトルロールで招聘され、ヨーロッパデビュー。その後、ウィーン国立歌劇場での「蝶々夫人」を皮切りに、ケルン市立歌劇場やベルリン・ドイツ・オペラなどヨーロッパ各地で公演。
1987年から4年連続、NHK「紅白歌合戦」に出演。
1996年韓国政府から初めての日本人正式招聘歌手として、5万人のソウルスタジアムでチョンミュンフン指揮KBOと共演。
1997年新国立劇場開場記念オペラ「建」乙橘姫役。
1999年プラハにて世界首脳が列席の中、「ビロード革命10周年記念演奏会」で指揮アシュケナージ、チェコフィルと共演し、ニュースとして世界に放映。
2005年8月『被爆60年平和巡礼コンサート』(長崎・広島)、2009年4月『天皇皇后両陛下ご成婚50周年&ご即位20周年記念コンサート』に出演。また、2009年11月『天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典』に出演し、3万人を前に歌う。
2010年から7年連続で開催された全国のリサイタルシリーズ「歌は祈り」は成功裡に14万人以上を動員。全国各地で大好評を博し、2017年6月からは第二弾リサイタルを予定。
2014年1~4月『夕鶴』つう役を初主演で絶賛され、2016年2・3月に全国各地で行われた再演も大好評を博した。
共演した指揮者は、小澤征爾、クリスティアン・ティーレマン、コリン・デイヴィス、クリストフ・エッシェンバッハ、エリアフ・インバル、シャルル・デュトワ、ピンカス・スタインバーグ等、オーケストラはローマ・サンタチェチーリア国立アカデミー管弦楽団、フランス国立管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団、バイエルン放送交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団など枚挙に暇がない。
テレビ神奈川「佐藤しのぶ 出逢いのハーモニー」のパーソナリティを16年半務めた。
毎年恒例で行われている5月の母の日コンサート「佐藤しのぶ 母の日に贈るコンサート」(東京オペラシティコンサートホール)は、2017年に23回目を迎えた。
文化放送音楽賞、都民文化栄誉章、ジロー・オペラ賞大賞、マドモアゼル・パルファム賞、Federazione Italiana Cuochi、日本文化デザイン賞大賞等を受賞。
CD14種類をリリース。著書に「佐藤しのぶ 出逢いのハーモニー」、「歌声は心をつなぐ」、「明日へ続く歌」(東京書籍)がある。
これらの収益は世界の恵まれない子供たちの為に、ミャンマーの井戸やバングラデシュ学校教室の設立、チェルノブイリ医療等に役立てられ、また、現在は東日本大震災の義援金として寄付を行う等、チャリティ活動にも精力的に取り組んでいる。
オフィシャルサイト https://www.satoshinobu-ag.com/
●森島英子(ピアノ)Eiko Morishima
東京藝術大学卒業。中山靖子教授にピアノ独奏、中山悌一教授にピアノ伴奏を師事。文化庁派遣芸術家在外研修員として、シュトゥットガルト音楽大学でリート科を修了。佐藤しのぶをはじめ、多くの声楽家諸氏と共演している。オペラの分野でも、コレペティートル、チェンバリストとして活躍。2007年には「ボエーム」で指揮者としてもデビューした。室内楽奏者としては、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、NHK交響楽団の首席奏者等とデュオ、トリオなどを共演。94年度新日鉄音楽賞特別賞受賞。聖徳大学教授。東京藝術大学、沖縄県立芸術大学講師。洗足学園音楽大学客員教授。日本声楽アカデミー会員。