家族で楽しむミニコンサート

祝祭「狂言」公演

芸能の原点とも言われ、狂言の中で最高の格式をもつ演目「三番三(さんばそう)」。
祝言性の高い“笑い留め”の手法で、一曲をめでたく納める傑作「鬼瓦」。

2019年5月1日(水・祝)・2日(木・祝)
午後1時00分 開場/午後1時30分 開演(約60分)

【出演】
茂山逸平(大蔵流狂言方)
竹市 学(藤田流笛方)※5/1のみ

【演目】
1日(水・祝):祝祭の舞~狂言「三番三」ほか
2日(木・祝):祝言の笑~狂言「鬼瓦」、お話

●茂山逸平(大蔵流狂言方)Ippei Shigeyama

1979年6月12日生まれ。二世茂山七五三の次男。
4歳の時『業平餅』の童にて初舞台。その後『千歳』『三番三』『釣狐』を披く。
1994年に、宗彦、茂と「花形狂言少年隊」を結成し活躍する。また2000年より心・技・体、教育的古典狂言推進準備研修錬磨の会=「TOPPA!」を千三郎、正邦(現 千五郎)、宗彦、茂、童司と共に主催し、活動。
1995年、東京にて狂言小劇場の公演を開始。
スペイン等の海外公演にも参加。その一方で、東映映画「将軍家光の乱心・激突」の竹千代役で出演。NHK連続テレビ小説「京、ふたり」「オードリー」「ごちそうさん」他、舞台・CMと数々出演。また兄宗彦と共に、新作二人芝居 <宗彦、逸平のThat’s Entertainment「おそれいります、シェイクスピアさん」> に挑戦するなど幅広く活躍する。
2006年より「HANAGATA」を正邦(現 千五郎)、宗彦、茂、童司と共に再開。企画製作そして出演までを自分たちでおこなう「HANAGATA」を通し、狂言の魅力を存分に味わっていただき、自らの芸を磨くことを目的としている。
2006年秋から1年間文化庁新進芸術家海外研修制度の研修員としてフランスに留学。
2009年より日本舞踊、尾上流家元三代目尾上菊之丞と『逸青会』を落語家三代目桂春蝶と『春蝶・逸平の一緒に遊びまSHOW!』を主催。その他新国立劇場『てのひらのこびと』等現代劇に出演。
著書に『茂山宗彦茂山逸平と狂言へ行こう』(旬報社)がある。
NHKEテレ「旅するスペイン語」(第2シーズン:2017年秋~2018年秋まで)に出演するなど、多方面で活躍中。

オフィシャルサイト https://kyotokyogen.com/

●竹市 学(藤田流笛方)

1983年、11歳で笛方・藤田流 11世宗家・藤田六郎兵衛に入門し、笛の手ほどきを受ける。
1984年に初舞台を踏む。 高校卒業後、国立能楽堂三役育成事業(第3期)に参加。1996年国立能楽堂研修生を卒業、今日までに笛方の秘曲を数多く披く。 
舞台以外でも幅広く活躍し、映画『梟の城』で笛を担当、NHKドラマ『蝶々さん』での能笛指導を行った。 
海外での活躍も目覚ましく、1997年ヴェネチア能楽公演、2000年ニューヨーク・メトロポリタン美術館能楽公演、2015年にはギリシャ・エピダウロスフェスティバルでの新作能【ネキア】に出演し、2016年にはニューヨーク・カーネギーホールで行われた市川海老蔵【GRAND JAPAN THEATER】出演。
2018年にはフランス・パリを中心に行われている文化芸術イベント 「ジャポニスム 2018」において野村萬斎・杉本博司【Sanbaso,danse divine】出演。 
シテ方の名家・大家の信頼篤く、全国区で活動する笛方の俊英として、今後さらなる活躍が期待される。

主催:八ヶ岳高原ロッジ TEL:0267-98-2131