夏休み こもれびコンサート

真夏の「能楽」公演

今をときめく能楽界の実力者達による夏の饗宴。
能の名曲「熊野」、舞囃子「安宅」のほか、仕舞や素囃子など
能の魅力のエッセンスを凝縮してお届けします。

2019年8月10日(土)
午後3時30分 開場/午後4時00分 開演(約60分)

ワークショップ同時開催 

能の所作とお囃子の面白さの秘密を、一流能楽師らによるお話と体験を通じて発見していただきます。大人も子供もお気軽にご参加ください。

午後1時15分~午後2時30分

【出演】
山井綱雄  金春流シテ方
村岡聖美  金春流シテ方
一噌幸弘  一噌流笛方
田邊恭資  大倉流小鼓方
大倉栄太郎 大倉流大鼓方

(企画協力 柳沢晶子 mu arts)

●山井綱雄(能楽師金春流シテ方)Tsunao Yamai

金春流能楽師。先代79世宗家故金春信高、現80世宗家金春安明、富山禮子に師事。5歳で初舞台、12歳で初シテ、以来数々の大曲を披演。国内外での能楽普及に尽力の他、他ジャンル芸術家とのコラボレーションも多数。金春流は、豊臣秀吉も愛好した1400年の歴史をもつ能楽最古の流派。「能楽は世界最高の芸術である」との信念の下、「日本人のココロ」の啓蒙に奔走。(公社)能楽協会会員。(公社)金春円満井会常務理事。平成26年度文化庁文化交流使。

オフィシャルサイト https://www.tsunao.net/

●村岡聖美(能楽師金春流シテ方)Kiyomi Muraoka

群馬県前橋市出身。國學院大學文学部日本文学科卒。
80世宗家金春安明、山井綱雄に師事。平成17年に能「羽衣」にて初シテ、以来「乱」、「石橋」などを披く。(公社)金春円満井会理事。(公社)能楽協会会員。み絲之會同人。

●一噌幸弘(一噌流笛方)Yukihiro Isso

東京都練馬区出身。安土桃山時代より続く能楽一噌流笛方、故一噌幸政の長男として9歳の時に「鞍馬天狗」で初舞台。以後、「道成寺」「翁」等数々の大曲を披く。能楽師として能楽古典の第一線で活躍する一方、篠笛、自ら考案した田楽笛、リコーダー、角笛など和洋各種の笛のもつ可能性をひろげるべく演奏・作曲活動を行う。1991年より能楽、自作曲、そしてクラシックの古典まで様々な楽曲をレパートリーに、自身の新しい解釈によるコンサート「ヲヒヤリ」を主宰するなど、能楽堂をはじめとする伝統的建造物や数々のホールにおいて、能楽古典や自作曲、西洋クラシック、ジャズ、即興等を、村治佳織、セシル・テイラーをはじめとする内外の様々な音楽家、交響楽団と競演し、他に類をみない和洋融合の音曲世界を創造している。また、2004年NHK紅白歌合戦では藤あや子「雪荒野」、2012年NHK歌謡コンサートでは石川さゆり「天城越え」の編曲を手掛け共演を行う。2005年「邦楽維新Collaboration」ではデーモン閣下と、「言の葉コンサート」では数年にわたり江守徹と共演するなど、歌手や俳優、舞踊家等、各界のアーティストとジャンルを超えた競演、メディアへの自作曲の提供など、その活躍はまさに縦横無尽。 ソリストとして参加した2011年読売日本交響楽団(指揮:下野竜也)との共演は第24回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック部門コンサート・パフォーマンスに選ばれており、また卓越した技量により新たな音楽の可能性を意欲的に切り開いてきた取り組みに対して、日本文化藝術財団より第二回「創造する伝統賞」を受賞。その研ぎ澄まされた一音が切り開く世界は日本の伝統音楽・西洋音楽といった古今東西のジャンルの壁を突き破り、普遍的で可能性に満ちた豊かな表現として世界中から注目を集めている。 重要無形文化財総合指定保持者/国立能楽堂講師前

オフィシャルサイト http://issoyukihiro.com/

●田邊恭資(大倉流小鼓方)Kyosuke Tanabe

1980年、新潟市出身。
国立能楽堂能楽三役養成事業第七期研修修了。
今までに「乱」「獅子」「道成寺」「翁」を披演。 大倉流十六世宗家・大倉源次郎(重要無形文化財各個認定)に師事。
公益社団法人能楽協会会員。

●大倉栄太郎(大蔵流太鼓方)Eitaro Okura

 1976年生まれ
父、大倉三忠及び、高安流大鼓方宗家預り 安福建雄(人間国宝)に師事。
東京藝術大学卒。

主催:八ヶ岳高原ロッジ TEL:0267-98-2131