千住真理子

ヴァイオリン・リサイタル

〈1日目〉北欧・ロシアの情景/〈2日目〉東欧の郷愁

常に第一線を歩み続け、世界中を飛び回る千住さんは、八ヶ岳での演奏歴も長く、 30年以上に渡りご出演いただいています。
この地を知り尽くした千住さんが贈る「世界音楽紀行」とも言える珠玉のプログラム。
八ヶ岳の清らかな空気のなかで、世界各地の文化の香りを感じる旅をお楽しみください。

2019年10月5日(土)・6日(日)
〈1日目〉 午後3時30分 開場/午後4時30分 開演
〈2日目〉 午後2時00分 開場/午後3時00分 開演

【共演】
丸山 滋(ピアノ)

【プログラム】
〈1日目〉北欧・ロシアの情景
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
チャイコフスキー:メディテーション
ロシア民謡:黒い瞳
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏
グリーグ:トロルドハウゲンの婚礼の日<ピアノ・ソロ>
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ほか

〈2日目〉東欧の郷愁
ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 第2番
ドヴォルザーク:ソナチネ
サン=サーンス/ゴドフスキー:白鳥<ピアノ・ソロ>
ドヴォルザーク/クライスラー:ユモレスク
アルベニス:タンゴ
クライスラー:ジプシーの女 ほか

※曲目・内容は変更になる場合がございます。

●千住真理子(ヴァイオリン)Mariko Senju

2歳半よりヴァイオリンを始める。全日本学生音楽コンクール小学生の部全国1位。NHK交響楽団と共演し12歳でデビュー。日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝、レウカディア賞受賞。パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。慶應義塾大学卒業後、指揮者故ジュゼッペ・シノーポリに認められ、87年ロンドン、88年ローマデビュー。国内外での活躍はもちろん、文化大使派遣演奏家としてブラジル、チリ、ウルグアイ等で演奏会を行う。また、チャリティーコンサート等、社会活動にも関心を寄せている。
  1993年文化庁「芸術作品賞」、1994年度村松賞、1995年モービル音楽賞奨励賞各賞受賞。
  1999年2月、ニューヨーク・カーネギーホールのウェイル・リサイタルホールにて、ソロ・リサイタルを開き、大成功を収める。
2002年秋、ストラディヴァリウス「デュランティ」との運命的な出会いを果たし、話題となる。
2015年はデビュー40周年を迎え、1月にイザイ無伴奏ソナタ全曲「心の叫び」、2月にはバッハ無伴奏ソナタ&パルティータ全曲「平和への祈り」をリリース、両作品ともレコード芸術誌の特選盤に選ばれた。2016年は、300歳の愛器デュランティと共に奏でるアルバム「MARIKO plays MOZART」をリリース。またプラハ交響楽団、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団と各地で共演。2017年はブラームス没後120年記念「ドラマティック・ブラームス」をリリース、また全国でスーク室内オーケストラとツアーを行い、好評を博した。
   コンサート活動以外にも、講演会やラジオのパーソナリティを務めるなど、多岐に亘り活躍。著書は「聞いて、ヴァイオリンの詩」(時事通信社、文藝春秋社文春文庫)「歌って、ヴァイオリンの詩2」「ヴァイオリニストは音になる」(いずれも時事通信社)「ヴァイオリニスト 20の哲学」(ヤマハミュージックメディア)母との共著「母と娘の協奏曲」(時事通信社)「命の往復書簡2011~2013」(文藝春秋社)「千住家、母娘の往復書簡」(文藝春秋社文春文庫)など多数。

オフィシャルサイト http://www.marikosenju.com/

●丸山滋 Shigeru Mruyama(ピアノ)

東京藝術大学大学院修士課程を修了。修了時にクロイツァー賞を受賞。植田克己氏に師事。 1992年よりドイツ学術交流会(DAAD)の政府奨学金留学生として、ミュンヘン音楽大学マイスター課程に入学。ピアノをクラウス・シルデ、歌曲演奏法をヘルムート・ドイチュの各氏に師事。1994年、ハンス・プフィッツナー歌曲コンクール(ミュンヘン)において歌曲伴奏特別賞を受賞。同年、ミュンヘン音楽大学を修了。その後若い演奏家たちと様々な国際的経験を積んだ後、1995年に活動の場を日本に移す。 帰国後はソプラノの鮫島有美子、テノールの吉田浩之、ヴァイオリンの千住真理子ら多くの一流演奏家たちから大きな信頼を寄せられるパートナーとして、全国各地でのリサイタルやCD、DVD、放送など様々な機会で盛んな共演を続けている。 1997年、J.S.G.国際歌曲コンクール(東京・大阪)において優秀伴奏者賞を受賞。同年、日本演奏連盟主催「演連コンサート93」として東京文化会館でデビューリサイタルを開催。以降ソロ、室内楽、歌曲とピアノが関わる幅広い分野での活発な活動を行っている。 2014年、札幌コンサートホールKitaraでの「丸山滋ピアノリサイタル~死への追憶・ 生への讃歌」が札幌市民芸術祭大賞を受賞。 東京藝術大学において室内楽科非常勤講師を務めた後、現在同大学声楽科およびピアノ科非常勤講師。

主催:八ヶ岳高原ロッジ TEL:0267-98-2131