●千住真理子(ヴァイオリン)Mariko Senju
2歳半よりヴァイオリンを始める。全日本学生音楽コンクール小学生の部全国1位。NHK交響 楽団と共演し12歳でデビュー。日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝、レウカディア賞受 賞。パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。慶應義塾大学卒業後、指揮者故ジュゼッペ・ シノーポリに認められ、87年ロンドン、88年ローマデビュー。国内外での活躍はもちろん、文 化大使派遣演奏家としてブラジル、チリ、ウルグアイ等で演奏会を行う。また、チャリティー コンサート等、社会活動にも関心を寄せている。 1993年文化庁「芸術作品賞」、1994年度村松賞、1995年モービル音楽賞奨励賞各賞受賞。 1999年2月、ニューヨーク・カーネギーホールのウェイル・リサイタルホールにて、ソロ・リサ イタルを開き、大成功を収める。 2002年秋、ストラディヴァリウス「デュランティ」との運命的な出会いを果たし、話題とな る。 2015年はデビュー40周年を迎え、1月にイザイ無伴奏ソナタ全曲「心の叫び」、2月には バッハ無伴奏ソナタ&パルティータ全曲「平和への祈り」をリリース、両作品ともレコード芸 術誌の特選盤に選ばれた。2016年は、300歳の愛器デュランティと共に奏でるアルバム 「MARIKO plays MOZART」をリリース。またプラハ交響楽団、ハンガリー国立フィルハーモ ニー管弦楽団と各地で共演。2017年はブラームス没後120年記念「ドラマティック・ブラー ムス」をリリース、また全国でスーク室内オーケストラとツアーを行い、好評を博した。 コンサート活動以外にも、講演会やラジオのパーソナリティを務めるなど、多岐に亘り 活躍。著書は「聞いて、ヴァイオリンの詩」(時事通信社、文藝春秋社文春文庫)「歌って、 ヴァイオリンの詩2」「ヴァイオリニストは音になる」(いずれも時事通信社)「ヴァイオリ ニスト 20の哲学」(ヤマハミュージックメディア)母との共著「母と娘の協奏曲」(時事 通信社)「命の往復書簡2011~2013」(文藝春秋社)「千住家、母娘の往復書簡」(文藝春秋 社文春文庫)など多数。
オフィシャルサイト https://marikosenju.com/
●山洞 智(ピアノ)Satoshi Sando
1993年東京芸術大学大学院修了。90年大学より安宅賞受賞。91年第60回日本音楽コンクール作曲部門首位、あわせて安田賞受賞。その後フランス政府給費留学生として渡仏。パリ国立高等音楽院にてさらに研鑽を積む。作曲と演奏の双方にわたり活動を展開、また両者をつなぐ新曲の初演も多数。ピアニストとしては独奏以外でも、とくに室内楽分野で内外のトップアーティストの共演者として絶大な信頼を寄せられている。現在、東京音楽大学准教授、東京芸術大学非常勤講師。