硬派弦楽アンサンブル 石田組

高原に響くヴィヴァルディ「四季」

室内楽の真価、ここに極まる。
硬派弦楽アンサンブル「石田組」初見参。

2021年5月4日(火・祝)
午後2時30分 開場/午後3時00分 開演

【出演】
石田泰尚(ヴァイオリン/神奈川フィル首席ソロ・コンサートマスター/京響特別客演コンサートマスター)
大宮臨太郎(ヴァイオリン/NHK交響楽団第2ヴァイオリン首席)
丹羽洋輔(ヴァイオリン/NHK交響楽団)
中村洋乃理(ヴィオラ/NHK交響楽団次席)
門脇大樹(チェロ/神奈川フィル首席)
米長幸一(コントラバス/神奈川フィル首席)
松岡あさひ(チェンバロ)

【プログラム】
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調K.423
ヘンデル(ハルヴォルセン編曲):パッサカリアト短調
ヴィヴァルディ:《四季》 全曲

※出演者・曲目・曲順など、内容が変更になる場合がございます。

●石田泰尚(ヴァイオリン)Yasunao Ishida

神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。新星日本交響楽団コンサートマスターを経て、2001年より神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任。以来“神奈川フィルの顔”となり現在は首席ソロ・コンサートマスターとしてその重責を担っている。これまでに神奈川文化賞未来賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。自身がプロデュースした男性奏者のみの弦楽アンサンブル“石田組”など、様々なユニットでも独特の輝きを見せる。録音も多く石田組デビューアルバム“THE石田組”、ソロライブアルバム第3弾となる“Mozart Live”はレコード芸術誌上で特選盤の評価を得た。2018 年には石田組がNHK-FM「ベストオブクラシック」およびBSプレミアム「クラシック倶楽部」 で放送されその熱いステージの模様は大きな反響を呼び、2019年にはEテレ「ららら♪クラシック」で特集が組まれた。2020年4月より京都市交響楽団特別客演コンサートマスターを兼任。
使用楽器は 1690 年製 G.Tononi、 1726 年製 M.Goffriller。

●大宮臨太郎(ヴァイオリン)Rintaro Omiya

1981年生まれ。横浜市出身。辰巳明子・堀正文両氏に師事。2000年第69回日本音楽コンクール3位。同年ミレニアム・ニュークラシックオーディション1位、併せて審査員特別賞を受賞。2001年仙台国際コンクール5位、聴衆者賞受賞。2002年メニューイン国際ヴァイオリンコンクール(フランス)2位、2003年プラハの春国際コンクールファイナリストほか国内外のコンクールにて受賞多数。桐朋学園大学4年生在学中にN響オーディションに合格、2005年毎日新聞社主催 毎日ゾリステンにてリサイタル(ピアノ清水和音 於王子ホール)、ウィーンヴィルトゥオーゾとモーツアルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」を共演、2008年12月より一年間アフィニス文化財団の奨学金を得てドイツフライブルグに留学。これまでに小澤征爾音楽塾、 サイトウ・キネン・フェスティバルの他、「紀尾井シンフォニエッタ」「響」「PACE」「ヴィルトゥオーゾカルテット」「クインテット・スペランツァ」などの室内楽メンバーとしても活躍。現在、NHK交響楽団ヴァイオリン奏者。

●丹羽洋輔 (ヴァイオリン) Yosuke Niwa

東京生まれ。7歳よりヴァイオリンを始める。都立芸術高校を経て東京藝術大学にて学ぶ。在学中ウィーンへ留学。ディヒラーコンクールにて入賞。2007年NHK交響楽団に入団。これまでにヴァイオリンを佐藤素子、保井領子、岡山潔、篠崎史紀、エドワード・ツェンコフスキーの各氏に師事。室内合奏団アルクスや弦楽四重奏団大人倶楽部、ピアノトリオ浪漫メンバーとしてオーケストラの傍ら精力的に活動している。

●中村洋乃理(ヴィオラ)Hironori Nakamura

岡山県笠岡市生まれ。愛知県立芸術大学を経て、東京藝術大学大学院研究科修士課程修了。第8回日本演奏家コンクール最高位受賞。2011年国際音楽祭「ヤング・プラハ」に招かれ、ヤング・プラハ・フェスティバル・カルテットとしてチェコ各地にて演奏。2014年日本では珍しいヴィオラ奏者四人による「Alto de Campagne」を結成し、岡山、鳥取、兵庫、東京での演奏会を毎年開催している。また愛知県立芸術大学の友人達とピアノ五重奏団「パルテンツァ五重奏団」を結成し、毎年名古屋で演奏会を開催している。
2007年から2014年まで東京フィルハーモニー交響楽団フォアシュピーラーを務めた。2015年NHK交響楽団入団、現在次席奏者。ヴィオラカルテット Alto de Campagne、パルテンツァ五重奏団、ナガノチェンバーオーケストラメンバー、横浜シンフォニエッタシーズンメンバー。2019年よりBSテレビ東京「エンター・ザ・ミュージック」の室内楽コーナーにおいて「The 4 Players Tokyo」のメンバーとして定期的に出演している。これまでにヴィオラを江島幹雄、百武由紀、川﨑和憲の各氏に師事。

●門脇大樹(チェロ)Hiroki Kadowaki

東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京芸術大学音楽学部卒業。日本クラシック音楽コンクール第1位・及びグランプリ。札幌チェロジュニアコンクール優秀賞・及び山藤賞。第5回ビバホールチェロコンクール第3位。読売新人演奏会出演。第74回日本音楽コンクール第3位。ザルツブルグ=モーツァルト国際室内楽コンクール第1位。(東京)サイトウキネン若い人のための室内楽セミナー、小沢征爾音楽塾に参加。東京芸術大学卒業後、ロームミュージックファンデーションより奨学金を得て、イタリアへ留学。ロリンマゼール指揮シンフォニカ・トスカニーニのベートーヴェン全曲演奏会に参加。2009年夏に開催されたフィルハーモニカ・イタリアーナのオペラフェスティバルでは、首席をつとめる。その後オランダへ渡り、アムステルダム国立音楽院にて研鑽を積む。マーティン・モステルト、ダニエル エッサーに師事しながら、アンナー・ビルスマのマスタークラスを受講。現在東京音楽大学伴奏科助手。神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。

●米長幸一(コントラバス)Koichi Yonenaga

10歳よりコントラバスを始め、堤俊作氏に師事。桐朋学園大学卒、研究科修了。
在学中に池松宏、ゲーリー・カー、ライナー・ツェペリッツの各氏に指導を受ける。
2000年日本演奏家協会コンクール弦楽器の部第1位。
2001年より神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席コントラバス奏者を務める。

●松岡あさひ(チェンバロ)Asahi Matsuoka

幼少よりピアノ、作曲を学ぶ。東京藝術大学音楽学部作曲科首席卒業。同時にアカンサス音楽賞、同声会賞受賞。 同大学院音楽研究科修士課程作曲専攻修了。2011年、奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位。これまでにピアノを岡原慎也、森正、秦はるひ、Richard Wassmuth、Klaus Schildeの各氏に、チェンバロを大塚直哉氏に師事。2012年より、文化庁新進芸術家海外研修員として、ドイツ・シュトゥットガルト音楽・演劇大学に留学しオルガン演奏法をMartha Schuster氏に師事。現在、東京藝術大学演奏藝術センター特任准教授。

主催:八ヶ岳高原ロッジ TEL:0267-98-2131