[八ヶ岳カラマツチェンバロ]ウッドデザイン賞2020 優秀賞受賞記念
鈴木優人
チェンバロ・リサイタル
~リヒテルへのオマージュ~
縦横無尽に示される才気。
悠久に捧ぐ「平均律」の全景。
2021年5月22日(土)
14:30開場 / 15:00開演
※開場時間まで、音楽堂エリアにはお立ち入りいただけません。
【プログラム】
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 全曲
※出演者・曲目・曲順など、内容が変更になる場合がございます。
今回は初めて訪れる八ヶ岳高原音楽堂で、バッハの最高傑作の一つ「平均律クラヴィーア曲集第1巻」を演奏できるのは無上の喜びです。
ピアノのお稽古で弾かれすぎたこの作品ですが、実は夢のような変化に富んだプレリュードと、叡智に触れるようなフーガが交互に訪れる心地よいリズムを持った作品です。
この作品を敬愛したリヒテルさんとホールとの関係の深さを伺い、ますます今回の演奏会で取り上げたいと思いました。お話も少し交えながら、24のミクロコスモスをお楽しみいただければ幸いです。
●鈴木優人(チェンバロ)Masato Suzuki
1981年オランダ生まれ。東京藝術大学及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。第18回齋藤秀雄メモリアル基金、第18回ホテルオークラ音楽賞受賞。2018年9月よりバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)首席指揮者、2020年4月から読売日本交響楽団指揮者/クリエイティヴ・パートナーに就任。音楽監督を務めるアンサンブル・ジェネシスでは、オリジナル楽器でバロックから現代音楽まで意欲的なプログラムを展開する。指揮者としてアンサンブル金沢、NHK交響楽団、九州交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、読売日本交響楽団等と共演。2017、2020年には鈴木優人プロデュース・BCJオペラシリーズを制作、上演。モンテヴェルディ:歌劇「ポッペアの戴冠」(2017)、ヘンデル:歌劇「リナルド」(2020)はバロック・オペラの新機軸として高く評価されるとともに多くの話題を呼んだ。作曲家としても数々の委嘱を受けると同時に、J.S.バッハBWV190喪失楽章の復元や(Carus)、モーツァルト『レクイエム』の補筆・校訂が(Schott Music)、高い評価を得ている。メディアへの露出も多く、NHK-FM「古楽の楽しみ」レギュラー、テレビ朝日「題名のない音楽会」にもゲストとして出演している。
録音はハルモニア・ムンディよりアントワン・タメスティ(ヴィオラ)との新譜をリリース(2019)。
調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー、舞台演出、企画プロデュース、作曲とその活動に垣根はなく各方面から大きな期待が寄せられている。九州大学客員教授。
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