八ヶ岳高原ヒュッテ「モリスカフェ」ミニコンサート

~ウィリアム・モリスが愛した音楽~

演奏:鈴木愛美(ヴァージナル)

八ヶ岳高原ヒュッテ「モリスカフェ」期間限定オープンを記念して、ミニコンサートを開催します。コンサートの後には、イングリッシュ・スコーンを中心としたティーセットをご用意します。

イギリスの詩人、思想家、デザイナーであるウィリアム・モリス(1834-1896)は、産業革命の結果として大量生産による安価で粗悪な商品があふれたことを批判し、中世の手仕事に帰り、生活と芸術を統一することを主張したアーツ・アンド・クラフツ運動を展開。その高いデザイン性は今なお世界中で愛され続けています。そしてモリスの運動は音楽の世界へも広がり、親交のあったアーノルド・ドルメッチが先駆者として知られる古楽復興にも影響をもたらしたと言われています。今回は、モリスが愛聴したとされる、小型のチェンバロ「ヴァージナル」で、ヴァージナルが活躍した時代の音楽をお届けします。

モリスの世界観が表現された、英国チューダー様式のヒュッテで、秋のおだやかなひとときをお過ごしください。

日時:2021年9月26日(日)3回公演
※詳細は下記【料金・スケジュール】をご覧ください。

カフェ会期:9月23日(木・祝)~10月31日(日)

【プログラム】
イングランド民謡:グリーンスリーブス
W.バード:ソールズベリー伯爵のためのパヴァーヌ
T.モーリー:ナンシー
J.ダウランド/スウェーリンク編:涙のパヴァーヌ
ほか(1回約25分のコンサートを予定しています)

【会場】
八ヶ岳高原ヒュッテ1階タンネ(モリスカフェ)

【協力】
マナトレーディング株式会社、フィズリペアワークス株式会社、新駒書店

【協賛】
久保田チェンバロ工房

【同時開催】
自然と人と文化の共生をテーマに、初秋の八ヶ岳高原をとことん楽しむ文化祭!

● 鈴木愛美(チェンバロ)Manami Suzuki

東京学芸大学及び同大学院にてピアノ専攻修了、及び東京藝術大学大学院古楽科チェンバロ専攻修了。学芸大学在学時学長賞を受賞。
チェンバロと通奏低音を大塚直哉、ピアノを須藤昌子、石橋史生の各氏に師事。アリーン・ジルベライシュ、メノ・ファン・デルフト各氏のレッスンを受講。
2012年多摩フレッシュコンサート、2016年国際古楽コンクール〈山梨〉入選、2018年大阪国際コンクール第2位。
通奏低音奏者として調布音楽祭や藝大フィルハーモニアなどの演奏会に出演する他、八ヶ岳高原音楽堂カラマツチェンバロコンサートの出演などソロ活動も行っている。
日本チェンバロ協会会員。

主催:八ヶ岳高原ロッジ TEL:0267-98-2131