木嶋真優

ヴァイオリン・リサイタル

華やかなメディアでの躍進とは裏腹に、
真摯かつ正統的なアプローチに磨きがかかる。
巨匠ロストロポーヴィチも絶賛する才気煥発の調べ。

2022年5月4日(水・祝)
14:30開場 / 15:00開演

※開場時間まで、音楽堂エリアにはお立ち入りいただけません。

【共演】
坂野伊都子(ピアノ)

【プログラム】
エルガー:愛のあいさつ
プロコフィエフ:組曲「ロメオとジュリエット」
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 ほか

※出演者・曲目・曲順など、内容が変更になる場合がございます。

●木嶋真優(ヴァイオリン)Mayu Kishima

2016年第1回上海アイザック・スターン国際ヴァイオリン・コンクールにて優勝。
神戸生まれ。3歳でヴァイオリンを始める。
2000年第8回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール・ジュニア部門にて日本人として最年少で最高位を受賞し一躍話題となる。2011年ケルン国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で優勝、あわせてその優れた音楽的解釈に対しDavid Garrett賞も受賞。
2004年6月 モスクワでスピヴァコフ指揮ロシアナショナル・フィルと共演し、地元紙では、「巨匠 (ムスティスラフ・)ロストロポーヴィッチが『世界で最も優れた若手ヴァイオリニスト』と絶賛するにふさわしく、見事なテクニックと成熟した解釈で聴衆を圧倒した。」と評される。
レコーディングは、ウラディーミル・アシュケナージから強い推薦を受け、「アシュケナージ&NHK交響楽団」の“ツィガーヌ”に参加。そのほかソロCDは「シャコンヌ」、「Rise」をリリース。また、2016年5月にワーナー・クラシックスから発売されたアルゲリッチ&フレンズのライヴCDに、2015年のアルゲリッチ・プロジェクト「ルガーノ・フェスティヴァル」での演奏が収録されている。最新CDは2020年12月にキングレコードより「seasons」をリリース。
現在日本とヨーロッパに拠点を置き、アメリカ、アジアにもその活動の場を拡げており、2018年にメルボルン交響楽団と共演、2019年にはハンブルクで開催されたマルタ・アルゲリッチ・フェスティヴァルに参加、また秋にはデュトワ指揮、北京の中国フィルハーモニー管弦楽団、広州の広州交響楽団とそれぞれ共演した。
これまでに林泉、戸上和代、江藤俊哉、ドロシー・ディレイ、川崎雅夫、小栗まち絵、工藤千博、ザハール・ブロンの各氏に師事、2012年春にはケルン音楽大学を首席で卒業、2015年秋には同大学院を満場一致の首席で卒業し、ドイツの国家演奏家資格を取得、また2016年秋には神戸市より神戸市文化奨励賞を授与された。
2002年度文化庁海外派遣研修員。2012年NHK大河ドラマ「平清盛」紀行の音楽に参加、またTBS「情熱大陸」にも出演、話題となった。2019年にはNHK紅白歌合戦にも出演し注目を集めた。

使用楽器はNPO法人 イエロー・エンジェル、宗次コレクションより特別に貸与されたAntonio Stradivari 1699 ”Walner”。

オフィシャルサイト http://www.japanarts.co.jp/artist/MayuKISHIMA

●坂野伊都子(ピアノ) Itsuko Sakano

京都府出身。3歳よりピアノを始める。国立音楽大学付属高等学校を経て、国立音楽大学ピアノ科を首席で卒業。武岡賞受賞。宮内庁桃華楽堂にて御前演奏を行う。NTTドコモ奨学生に選ばれる。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース入学。2000年第69回日本音楽コンクール第2位、2002年第7回「Trio di Trieste」国際室内楽コンクール(イタリア)デュオ最高位受賞など、数々の国内外コンクールにて入賞。室内楽、伴奏でも活動を広げ、宮崎国際音楽祭、軽井沢国際音楽祭、河口湖音楽祭をはじめとする様々な室内楽プロジェクトにも積極的に参加、NHK-FM等の録音も行う。ピアノを田中希代子、徳丸聰子、小島準子、M.ヴォスクレセンスキーの各氏に師事。精力的な演奏活動の傍ら、国立音楽大学附属中・高等学校にて後進の指導にもあたる。

主催:八ヶ岳高原ロッジ TEL:0267-98-2131