●堤 剛(チェロ)Tsuyoshi Tsutsumi
名実ともに日本を代表するチェリスト。桐朋学園子供のための音楽教室、同学園高校音楽科を通じ齋藤秀雄に師事。インディアナ大学に留学し、ヤーノシュ・シュタルケルに師事。
1963年ミュンヘン国際コンクールで第2位、カザルス国際コンクールで第1位入賞を果たし、現在に至るまで世界各地から招かれ、オーケストラとの協演、リサイタルを行っている。
これまでに鳥井音楽賞(現サントリー音楽賞)、ウジェーヌ・イザイ・メダル(ベルギー)、芸術祭放送大賞、芸術祭優秀賞、レコードアカデミー賞、モービル音楽賞、N響有馬賞、日本藝術院賞、中島健蔵音楽賞、秋の紫綬褒章を受章。2009年には天皇陛下御在位二十年記念式典にて御前演奏を行った。2013年、文化功労者に選出。その他にもトーマス・ハート・ベントン ムーラルメダル、ウィーン市功労名誉金章、2016年度毎日芸術賞(音楽部門)、文化庁創立五十周年記念表彰など多数受賞、表彰されている。
最近の録音では『肖像』が2021年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞、同年12月には『J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)』のリマスター版を再リリースした。
2020年秋にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団日本公演においてソリストを務め、大反響を呼んだ。西オンタリオ大学准教授、イリノイ大学教授、インディアナ大学教授を経て、現在桐朋学園大学特命教授(前学長2004~2013年)、韓国国立芸術大学客員教授。公益財団法人サントリー芸術財団代表理事、サントリーホール館長。日本芸術院会員。
2022-2023シーズンは80歳記念公演を行うなど、今もなお精力的に演奏活動を行っている。
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●伊藤 恵(ピアノ)Kei Itoh
幼少より有賀和子氏に師事。桐朋学園高校を卒業後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学、ハノーファー音楽大学において名教師ハンス・ライグラフ氏に師事。エピナール国際コンクール、J.S.バッハ国際音楽コンクール、ロン=ティボー国際音楽コンクールと数々のコンクールに入賞。1983年第32回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ部門で日本人として初の優勝。サヴァリッシュ指揮バイエルン州立管と共演し、ミュンヘンでデビュー。その後もミュンヘン・シンフォニカ、フランクフルト放送響(現hr響)、ベルン響、チェコ・フィルの定期公演などに出演。日本では「若い芽のコンサート」でN響との共演をはじめ、各オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽、放送と活躍を続けている。CDの代表作は、シューマン・ピアノ曲全曲録音「シューマニアーナ1~13」。2007年秋には全集完成記念コンサートを行った。さらに、2008年にリリースを開始した「シューベルト ピアノ作品集1~6」は1作ごとに注目を集め、第6集は2015年度レコード・アカデミー賞、第70回文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。2018年にリリースされた「ベートーヴェン ピアノ作品集1」、最新盤の「ベートーヴェン ピアノ作品集2」(フォンテック)は、いずれもレコード芸術特選盤を獲得。
また、サイトウ・キネン・フェスティバル松本はじめ武生国際音楽祭、軽井沢音楽祭、リゾナーレ音楽祭、東京・春・音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンなどに参加。1999年から2006年までの8年シリーズではシューマンを、2008年から2015年4月までの新たな8年シリーズではシューベルトを中心としたリサイタルを開催し好評を博した。2018年からはベートーヴェンを中心としたシリーズを開始。1993年日本ショパン協会賞、1994年横浜市文化賞奨励賞受賞。2018年ジュネーヴ国際音楽コンクールの審査員も務めた。現在、東京藝術大学教授、桐朋学園大学特任教授。
https://kei-itoh.com/
●荒井里桜(ヴァイオリン)Rio Arai
1999年東京都出身。
東京藝術大学音楽学部を特待奨学生として在籍したのち、首席卒業するとともに、アカンサス音楽賞及び三菱地所賞受賞。また、在学中に福島賞、安宅賞、宮田亮平奨学金を受賞。
平成29年度東京藝術大学宗次徳二特待奨学生。ローザンヌ高等音楽院卒業。
第15回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞。
第87回日本音楽コンクールバイオリン部門第1位、併せてレウカディア賞・鷲見賞・黒柳賞を受賞。
フェンディが世界展開する「フェンディ ルネサンス – アニマ・ムンディ」プロジェクトのソリストに抜擢。
NHK交響楽団、ローザンヌシンフォニエッタ、マカオ管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。
題名のない音楽会、NHKをはじめ、ラジオやメディアへも多数出演。
第17回ベストデビュタント賞受賞。
2018年から2年間、一般財団法人ITOHより1779年製“J.B.Guadagnini”を貸与される。
2020-2022年度ヤマハ音楽支援制度奨学生。
2020-2022年度宗次徳二海外留学支援奨学生。
現在の使用楽器は、(株)日本バイオリンより貸与の1837年製"J.F.Pressenda"。
これまでにジェラール・プーレ、永峰高志、澤和樹、山崎貴子、堀正文、玉井菜採の各氏に師事。現在、ジャニーヌ・ヤンセン氏に師事。
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