村治佳織

デュオ・リサイタル
~村治奏一・藤木大地を迎えて~

音楽堂開館35年。
ギターを愛した武満 徹に捧ぐ。

2023年8月12日(土)・13日(日)
14:30開場 / 15:00開演

※開場時間まで、音楽堂エリアにはお立ち入りいただけません。

【ゲスト】
12日:村治奏一(ギター)
13日:藤木大地(カウンターテナー)

【プログラム】
8月12日(土)
〈第1部〉ソロ
イギリス民謡:グリーンスリ一ヴス
コスト:秋の木の葉 作品41-3
ソル:魔笛の主題による変奏曲
スペイン民謡:禁じられた遊び
ドメニコ一ニ:コユンババ 作品19
ロータ:ロミオとジュリエット
久石 譲:人生のメリ一ゴランド

〈第2部〉デュオ
バッハ:目覚めよと呼ぶ声が聞こえ
モリコーネ:ニューシネマパラダイス
マリアネッリ:プライドと偏見
ロジャース:私のお気に入り~映画『サウンドオブミュージック』
藤井眞吾:ラプソディー・ジャパン 武満 徹:不良少年
マイヤーズ:カヴァティーナ ~ 映画『ディア・ハンター』
ピアソラ:リベルタンゴ

8月13日(日)
〈第1部〉ソロ・デュオ
ギブ:愛はきらめきの中に
タレガ:アルハンブラの思い出
レノン&マッカートニー(武満 徹編):ミッシェル
レノン&マッカートニー(武満 徹編):イエスタディ
武満 徹:小さな空
成田為三:浜辺の歌
中島みゆき:時代
見岳 章:川の流れのように

〈第2部〉ソロ・デュオ
ディアンス:タンゴ・アン・スカイ
坂本龍一:戦場のメリークリスマス
久石 譲:人生のメリ一ゴーランド
村治佳織:エタ一ナル・ファンタジア
シェーンベルク:夢やぶれて
武満 徹:死んだ男の残したものは
マイヤーズ:にじのこもりうた〜カヴァティーナ〜
平井夏美:瑠璃色の地球

※出演者・曲目・曲順など、内容が変更になる場合がございます。

●村治佳織(ギター)Kaori Muraji

幼少の頃より数々のコンクールで優勝を果たし、15歳でCDデビューを飾る。1996年には、イタリア国立放送交響楽団との共演がヨーロッパ全土に放送され、好評を得た。
フランス留学から帰国後、積極的なソロ活動を展開。ビクターエンタテインメントからのCDリリースは「カヴァティーナ」など9タイトル及びDVD「コントラステス」をリリース。
その後N響ほか国内主要オーケストラ及び欧州のオーケストラとの共演も多数重ね、2003年英国の名門クラシックレーベルDECCAと日本人としては初の長期専属契約を結ぶ。移籍第1弾アルバム「トランスフォーメーション」は第19回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー<洋楽>を受賞。これまでにDECCAからはCD14枚、DVD2枚をリリース。
また受賞歴も多く、第5回出光音楽賞、村松賞、第9回ホテルオークラ音楽賞を受賞。2012年4月より半年間NHK-Eテレ「テレビでフランス語」や、J-WAVE(FM)のナビゲーターを務めた。2014年10月には吉永小百合主演映画「ふしぎな岬の物語」でメインテーマ曲を演奏。2015年4月NHK-BSプレミアム「祈りと絆の島にて村治佳織 長崎・五島の教会を行く」に出演。2017年4月よりJ-WAVE「 RINREI CLASSY  LIVING」のナビゲーターを4年間担当した。11月ベストドレッサー賞(学術・文化部門)を受賞。2018年9月にリリースしたアルバム「シネマ」は、第33回日本ゴールドディスク大賞インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞。2019年1月アランフェス協奏曲を連続4公演成功させる。6月には横浜開港記念式典での記念コンサートに出演し好評を博す。また、ブルガリ アウローラ アワード2019を受賞。12月には、サントリーホール・大ホールにてソロリサイタルを行い、満席の中成功をおさめた。2021年5月公開、吉永小百合主演映画「いのちの停車場」のエンディングテーマを作曲・演奏。12月1日、ベスト盤「Music Gift to」をリリース。2022年3月、テレビ朝日「徹子の部屋」に4回目の出演。同3月第41回「東芝グランドコンサート2022」に3回目の出演。

http://www.officemuraji.com/

●村治奏一(ギター)Soichi Muraji

1998年第41回東京国際ギター・コンクール他数多くのコンクールで優勝。1999年アメリカに留学し、デイヴィッド・レイズナー、エリオット・フィスク、デイヴィッド・スタロビン教授に師事、2006年にはワシントン、ケネディ・センターにて米国でのリサイタルを果たす。
2008年モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の「新世界ツアー」にソリストとして抜擢。また、2012年には「トヨタ・クラシックス・アジアツアー」のソリストに抜擢され、ウィーン室内管弦楽団と共演、アジア5か国でのツアーを成功させた。2014年、S&R財団ワシントン・アワードを受賞し、ワシントンD.Cハルシオン・ハウスでのガラ&受賞式での演奏が好評を博した。
また、2022年秋には新イタリア合奏団と共演し好評を収めた。
これまでにリサイタル、室内楽を始め、NHK交響楽団、読売日響ほか国内外の様々なオーケストラとの共演や、NHK「トップランナー」、「スタジオパーク」、TV朝日「題名のない音楽会」を始めとする多数のメディア出演、NHK-BS「街道てくてく旅~熊野古道をゆく~」のテーマ曲の作曲・演奏など多彩に活躍している。また2019年からは東京の下町、浅草橋/蔵前エリアにあるアートギャラリーにおいてクラシックギターライブ「TONES Live」をスタート。季節ごとにプログラムを変えながら定期的なリサイタルを開催している。
録音は、ビクターエンタテインメント、キングレコードからこれまでに10枚以上のアルバムを発表。近年はインターネット配信アルバム『TONES 2019』のYouTube・Apple Musicなどでの公開ほか、缶バッチ型音楽プレイヤー「PLAY BUTTON」によるアルバムリリースや、クラウド・ファンディングによるアルバム製作など、意欲的なリリースを続けている。

https://www.soichi-muraji.otohako.jp/

●藤木大地(カウンターテナー)Daichi Fujiki

2017年、オペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場にライマン『メデア』ヘロルド役で鮮烈にデビュー。東洋人のカウンターテナーとして初めての快挙で、大きなニュースとなる。
2012年、第31回国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクールにてオーストリア代表として2年連続で選出、世界大会でファイナリストとなり、ハンス・ガボア賞を受賞。同年、日本音楽コンクール第1位。2013年、ボローニャ歌劇場にてグルック『クレーリアの勝利』マンニオ役に抜擢されてヨーロッパデビュー。国際的に高い評価を得る。国内では、主要オーケストラとの公演や各地でのリサイタルが常に絶賛され、全国からのオファーが絶えない。2017年、ファーストアルバム「死んだ男の残したものは」(キングインターナショナル)をリリース。2018年には、村上春樹原作の映画「ハナレイ・ベイ」の主題歌を担当、同時にメジャー・デビュー・アルバム「愛のよろこびは」(ワーナーミュージック・ジャパン)を発表。2020年、東京文化会館にて企画原案・主演をつとめた新作歌劇『400歳のカストラート』が大成功をおさめた。また、新国立劇場2020/21シーズン開幕公演 ブリテン『夏の夜の夢』にオーベロン役で主演、続けてバッハ・コレギウム・ジャパンとのヘンデル『リナルド』でもタイトルロールを務め、その圧倒的な存在感と唯一無二の美声で聴衆を魅了し、オペラ歌手としての人気を不動のものにする。2021年、大野和士の総合プロデュースにより新国立劇場にて世界初演された渋谷慶一郎『スーパーエンジェル』(島田雅彦台本)ではアキラ役で主演。アンドロイド「オルタ3」との共演は画期的なオペラのかたちを世界へ提示した。11月にはニューアルバム「いのちのうた」(キングインターナショナル)がリリースされた。2022年10月には、新国立劇場 ヘンデル『ジュリオ・チェーザレ』トロメーオ役で出演。バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで活動を展開し、デビューから現在まで絶えず話題の中心に存在する、日本が世界に誇る国際的なアーティストのひとりである。
洗足学園音楽大学客員教授。横浜みなとみらいホール プロデューサー 2021-2023。

https://www.daichifujiki.com

主催:八ヶ岳高原ロッジ TEL:0267-98-2131