大自然に抱かれて、四季の彩りと時の移ろいを感じながら聴く、八ヶ岳高原音楽堂のコンサート。
レストランやバーでの語らいは、コンサートの感動をさらに深め、
満天の星空や、さわやかな朝の香りは、その感動を印象深い記憶に残してくれます。
コンサートはもちろん、高原リゾートならではの音楽の旅を、お楽しみいただきたい。
それが私たちの願いです。
八ヶ岳高原音楽堂に初めて出演したのは2012年。
最初は単に楽しい場所で、良い音響で演奏できるし、余暇だと思っていました(笑)
でも、何度かお邪魔しているうちに印象が変わり、
今度八ヶ岳に行くなら、こんな時間配分で過ごそうかな?って考えるようになった。
早起きの僕は、リハーサルまでの間、ホテルの部屋でゆっくりと過ごし、
山々を見渡す開放的な空間で、ヴァイオリンと向き合う。
それは、作曲やアレンジで常に追われている東京では、絶対に許されない時間だ。
クラシック音楽出身だけど、今は音響機材を入れたポップスの現場が多い僕にとって、
八ヶ岳高原音楽堂という素晴らしい響きのホールは、楽器本来の音をどうしたら活かせるか考えることができる場所。
じっくり音楽と向き合えるから、毎回、今度は何を試そうかな?って考えたり、それが新しい曲や奏法が生まれるきっかけにもなっている。
狭い練習室にこもっていても、客席で鳴っている音はイメージできない。早くからステージに立って、お客さんに伝えることを学んでほしい。優秀な若いクラシックの演奏家に、素晴らしい響きの音楽堂で演奏させてあげたい。
当たり前のことだけど、音楽ホールやスタジオは、窓が少ないほど遮音ができるから、外の景色を眺めながら演奏するなんてありえない。でも、八ヶ岳にいると大自然を感じられて、鳥が聴いてくれているような気さえする…。
すると心に余裕が生まれて、新しいアイデアが浮かんでくる。これって現代のミュージシャンが忘れていることじゃないかな?
だから、そんな八ヶ岳の環境を面白いと思って、活かせるんじゃないかな?と思うアーティストに、八ヶ岳の話を自然としている。大黒麻季さんや、ベースの森田晃平くんが、喜んで八ヶ岳でライブしてくれたことは、やっぱりね!って思う。
八ヶ岳で演奏したいと思っているアーティストは、まだまだ沢山いますよ!
八ヶ岳スペシャルライブ 通称「ヤツスぺ」待望の第四弾にご期待ください。