八ヶ岳森祭2024

ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライト、そして吉村順三
トーク&チェンバロ・コンサート

イギリスで、ウィリアム・モリスが提唱した「すべての人が、生活の中で「美」を享受できる社会を実現しよう」というアーツ・アンド・クラフツ運動は、どういうものだったのか。没後も、世界に広がりアメリカでのフランク・ロイド・ライトが模索し、ライトと随行して来日したアントニン・レーモンドや八ヶ岳高原音楽堂を設計した吉村順三もその思想を受け継ぎます。

今回は、2022年府中市美術館から始まったモリス展企画を担当された音 ゆみ子氏から分かりやすくお話しいただき、同時代に愛されたチェンバロの演奏もあわせて、お楽しみください。

2024年9月22日(日・祝)
13:00開場 / 13:30開演

【内容】
講演:約60分 コンサート:約30分(途中休憩あり)
※当初発表から所要時間を変更いたしました。

【出演】
音 ゆみ子(府中市美術館 学芸員)
﨑本麻見(チェンバロ)

【同時開催】
自然と人と文化が未来へつながる。八ヶ岳 森祭2024!

● 音 ゆみ子(府中市美術館学芸員) Yumiko Oto

東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科美学美術史学分野前期博士課程終了。府中市美術館学芸員。専門はフランス近代美術史。「インド細密画」展、「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」展、「世紀末、美のかたち」展、「マリー・ローランサン」展、「藤田嗣治展」などを担当。「かわいい江戸絵画」展、「へそまがり日本美術」展など、日本近世絵画の展覧会にも関わり、「動物の絵 日本とヨーロッパ」展を共同企画する。府中市美術館のマスコットキャラクター「ぱれたん」の生みの親として、隔年開催の夏のぱれたん展覧会では、鑑賞と制作の両方を体験できる機会づくりに取り組む。

● 﨑本麻見(チェンバロ)Asami Sakimoto

東京藝術大学楽理科卒業後、同大学院修士課程チェンバロ専攻修了。文化庁新進芸術家海外派遣制度研修員としてオランダのデン・ハーグ王立音楽院で学んだ後、ベルギーのブリュッセル王立音楽院を経て、ルーヴェンのレメンス音楽院修士課程を最優秀の成績で修了。チェンバロを大塚直哉、ジャック・オッホ、パトリック・アイルトン、クリス・ヴェルヘルストの各氏に師事。2014年から2021年までオランダとベルギーを中心にソリストとして、また多くのアンサンブルやオーケストラで通奏低音奏者として活動。日本では旧東京音楽学校奏楽堂「日曜コンサート」シリーズへの出演、東洋文庫ミュージアムでの演奏、六花亭本店でのチェンバロサロンコンサートへの出演の他、2018年には文化庁新進芸術家海外研修員コンサートに出演。2021年秋に日本へ拠点を移して活動の場を広げている。

 

主催:八ヶ岳高原ロッジ TEL:0267-98-2131