オーギュスタン・デュメイ&ジョナタン・フルネル
デュオ・リサイタル
偉大な伝統の継承者と、新時代の実力派。
晩秋に紡がれる、ロマン派の傑作。
カラヤンに見出され一躍注目を集めたデュメイ。ミルシテイン、グリュミオーの薫陶を受け、20世紀の巨匠たちと共演を重ねてきた彼はまさに「偉大な伝統の継承者」といえる。ブラームスをはじめとするピリスとの録音(グラモフォン)は歴史に残る名盤だ。
2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール優勝のフルネル。務川慧悟、阪田知樹の入賞でも注目を集めた同コンクールでの演奏は、詩情や知性にあふれ、技巧だけでは通用しないクラシック新時代を予感させた。
20年に「メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ、無言歌集」を録音し、共演を重ねるデュメイとフルネル。今回はロマンティックでありながら、深い精神性を堪えるブラームス円熟期の3曲を取りあげる。晩秋にふさわしいロマン派の傑作で、巨匠と新時代の実力派による親密な掛け合いに期待が高まる。
2025年10月31日(金)、11月1日(土)
14:30開場 / 15:00開演
※開場時間まで、音楽堂エリアにはお立ち入りいただけません。
【プログラム】
ブラームス: |
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 作品78 「雨の歌」 |
※出演者・曲目・曲順など、内容が変更になる場合がございます。
ご宿泊にならないお客さまでもコンサートにご参加いただけます。
■コンサートチケットのみ:15,000円
■チケット取扱い: | チケットぴあ ![]() |
※コンサートチケットは、チケットぴあのみで承ります。
※コンサートのお席は、当日ホール受付にて、ご予約されたグループごとの抽選となります。
※コンサートチケットは、ご予約後のキャンセルはできません。
※未就学のお子さまのご入場は、お断りいたします。
※「コンサートチケットのみ」、「コンサートチケット&宿泊プラン」に、それぞれ定数がございます。どちらかが先に完売となる場合がございます。
※チケットぴあでの電子チケットのお取り扱いはございません。
敷地内のリゾートホテル「八ヶ岳高原ロッジ」にお泊まりいただくプランです。
プランに含まれるもの
● 宿泊日当日のコンサートチケット ● ご夕食 ● ご宿泊 ● ご朝食 ● サービス料・消費税
料金表
※ご予約のタイミングにより、宿泊料金が変動する場合がございます。
10月31日(金) | ||||
室タイプ/ご利用人数 | 1名さま | 2名さま | 3名さま | 4名さま |
---|---|---|---|---|
北館クラシカル | 61,400円 | 45,200円 | - | - |
南館スタンダード | 41,000円 | - | ||
北館スーペリア 中央館デラックス |
75,800円 | 52,400円 | 45,800円 | - |
南館コーナー | 42,500円 | |||
中央館ジュニアスイート | 94,400円 | 61,700円 | 52,000円 | 47,100円 |
中央館スイート | 134,000円 | 81,500円 | 65,200円 | 57,000円 |
11月1日(土) | ||||
室タイプ/ご利用人数 | 1名さま | 2名さま | 3名さま | 4名さま |
北館クラシカル | 65,600円 | 47,300円 | - | - |
南館スタンダード | 42,400円 | - | ||
北館スーペリア 中央館デラックス |
81,800円 | 55,400円 | 47,800円 | - |
南館コーナー | 44,000円 | |||
中央館ジュニアスイート | 105,500円 | 67,200円 | 55,700円 | 49,900円 |
中央館スイート | 159,500円 | 94,200円 | 73,600円 | 63,300円 |
※上記の料金はお1人さま料金です。お部屋は全室ツインタイプです。
3名様・4名様ご利用の際は、ご利用の人数に合わせてエキストラベッドをご用意いたします。
※中央館スイートルームの3名様・4名様のご利用の際は、エキストラベットはリビングにご用意いたします。
2ベットルームご希望の場合は、コネクティングにてご用意ができます。お問い合わせくださいませ。
※上記の料金には、宿泊日当日のコンサートチケット、ご夕食、ご宿泊、ご朝食、サービス料・消費税が含まれております。
※上記お部屋タイプの他に、ロイヤルスイートルームがございます。
※当館ホームページから予約の方へは、予約確認のメールを1カ月前に送付いたしますので、マイページよりご確認をお願いいたします。ハガキでの予約確認書は送付いたしません。
※前後泊も承っております。詳しくはお問い合わせください。
※「コンサートチケット&宿泊プラン」、「コンサートチケットのみ」に、それぞれ定数がございます。どちらかが先に完売となる場合がございます。
〔キャンセルについて〕
※ご予約・ご購入いただいたコンサートチケットの変更・キャンセルはできません。
※ご宿泊日の10日前より宿泊料のキャンセル料が発生いたします。(自然災害等の場合はご相談ください。)
※「コンサートチケット&宿泊プラン」をご予約後、宿泊のみキャンセルされる場合は、 ご予約の変更(「コンサートチケットのみ」へのプラン変更)を承ります。
ただし、「コンサートチケットのみ」の定数が既に完売となっている場合は、ご予約の変更が承れない場合がございます。あらかじめご了承ください。
●オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)Augustin Dumay
オーギュスタン・デュメイを“モダン・ヴァイオリンの大家の一人”とみなす世界的な批評家たちは、彼の“この上なくエレガントな演奏スタイル”と“妙なる美音”を称えている。この名声は、EMI(現ワーナー)、ドイツ・グラモフォン、オニックスに40枚もの録音を残し、その多くがグラモフォン賞、オーディオファイル・オーディション、ドイツ批評家賞、グランプリ・ディスク、レコード・アカデミー賞などを受賞していることで裏付けられている。
デュメイは10歳でパリ音楽院に入学し、13歳でプルミエ・プリを獲得。その1年後にはシャンゼリゼ劇場とモントルー音楽祭でデビューした。すぐにフランスの聴衆に親しまれるようになったが、1980年、ヘルベルト・フォン・カラヤンとの出会いによって国際的なキャリアをスタートさせることとなった。カラヤンは、自身のスタジオでのレコーディング・セッション中に偶然デュメイの演奏を聴き、すぐにベルリン・フィルとの共演に招いた。
デュメイはその後、ロンドン響、ロンドン・フィル、ロイヤル・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、フランス国立管、ロサンゼルス・フィル、モントリオール響、スイス・ロマンド管、マーラー・チェンバー・オーケストラ、バイエルン放送響など、世界有数のオーケストラと共演している。共演している指揮者は巨匠から若手まで、ラファエル・クーベリック、サー・コリン・デイヴィス、クリストフ・フォン・ドホナーニ、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、小澤征爾、クルト・ザンデルリンク、ユーリ・テミルカーノフ、エマニュエル・クリヴィヌ、シャルル・デュトワ、アラン・ギルバート、ダニエル・ハーディング、マルク・ミンコフスキ、ケント・ナガノ、ロビン・ティチアーティらの名が挙げられるが、その壮観な顔ぶれたるや枚挙にいとまがない。ベルギーの映画監督ジェラール・コルビイはドキュメンタリー映画『Augustin Dumay, laisser une trace dans le cœur』を制作しており、それはmedici.tvで観ることができる。
デュメイはまた指揮者としてもコンサートと録音の両方で活躍しており、イギリス室内管、ニュージャージー響、シンフォニア・ヴァルソヴィア、新日本フィルなどに招かれている。2003年から2013年の間、ベルギーのワロニー王立室内管弦楽団の音楽監督を務め、その後2015年まで首席客演指揮者を務めた。2011年から2024年までは関西フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め、今後は名誉指揮者として共演を続ける。2004年よりブリュッセルのエリザベート王妃音楽学校のマスター・イン・レジデンスとして才能ある若手ヴァイオリニストたちの指導にもあたっている。
使用楽器はかつてレオニード・コーガンが使用していた1743年製グァルネリ・デル・ジェス。
●ジョナタン・フルネル(ピアノ)Jonathan Fournel
2021年、27歳でエリザベート王妃国際コンクールに優勝。同時に聴衆賞であるMusiq3賞ならびにCanvas-Klara賞も同時受賞した。またそれ以前に20歳で、スコットランド国際コンクールとヴィオッティ国際コンクールでも第1位に輝いている。
アムステルダムのコンセルトヘボウ、フィラルモニー・ド・パリ、ライプツィヒのゲヴァントハウス、ブリュッセルのパレ・デ・ボザールなどの主要ホールや、ヴェルビエ音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭などに出演。S.ドゥヌーヴ、T.ダウスゴー、S.ゲッツェル、P.ロフェらの指揮のもと、NHK交響楽団、ブリュッセル・フィル、ルクセンブルク・フィル、ロイヤル・スコティッシュ管、パリ室内管などと演奏するほか、室内楽でもA.デュメイやG.カプソンなどと共演している。
自身が愛情を注ぐモーツァルト、ショパン、ブラームスの作品の演奏において定評を得る一方、現代音楽にも高い関心を寄せる。バクリの「ピアノ・ソナタ第3番」などの世界初演や、ボイル、アデスらの作品をリサイタル・プログラムに含めるなど、すでに幅広いレパートリーを築いている。
フルネルは、Alphaレーベルと契約。2021年10月にリリースされたブラームスのアルバムは、世界中の主要メディアから絶賛され、ディアパゾン、テレラマなどの賞を受賞。2024年2月には、H.グリフィス指揮モーツァルテウム管弦楽団とモーツァルトの協奏曲第18番と第21番を収録したアルバムがリリースされ、高い評価を得た。このアルバムは、オルフェウム財団主催の新世代モーツァルト・ソロイスツ・コレクションの一部で、複数のソリストをフィーチャーしたモーツァルトの協奏曲全集である。アルファ・クラシックからの2枚目のソロ・アルバム(ショパンとシマノフスキ作品)は、2024年8月にリリースされ、クラシカ誌のショック賞などを受賞。
フルネルは故郷サルグミーヌでピアノを始めたのち、ストラスブール音楽院、ザールブリュッケン音楽大学で学んだ。同時にG.マニャンのもとで、現在もメンター(師)の一人として薫陶を受けている。また16歳でパリ国立音楽院に入学し、B.エンゲラー、B.リグット、C.デゼール、M.ダルベルトに師事。2016年9月から5年間はブリュッセルのエリザベート王妃音楽院でL.ロルティとA.クユムジャンから指導を受けた。
主催:八ヶ岳高原ロッジ TEL:0267-98-2131