2021年12月
株式会社八ヶ岳高原ロッジ(代表取締役社長:岩見和敏)は、このたび環境省が主催する「第9回グッドライフアワード実行委員会特別賞〈SDGsビジネス賞〉」を受賞いたしました。
グッドライフアワードとは、環境に優しい社会の実現を目指し、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わる活動や取組を選定・表彰するプロジェクトです。今回の受賞では、荒れた高原を「自然と人と文化がふれ合う」リゾートへと再生した半世紀の取り組みが、SDGsに貢献する事例として評価されました。
株式会社八ヶ岳高原ロッジは、2019年に「第7回みどりの社会貢献賞【特別賞】」を受賞。また2020年に「第6回ウッドデザイン賞2020優秀賞【林野庁長官賞】」を受賞し、本賞がサステナビリティに関する3度目の受賞となります。
八ヶ岳高原ロッジが有する「八ヶ岳高原海の口自然郷」総面積は約200万坪。1960年代前半この土地は過放牧により治水能力さえ失った牧場跡地でした。約55年前、33万本のカラマツを植える事から別荘地としての開発がスタート。その後、1969年には東京目白の尾張徳川家本邸を移築した「八ヶ岳高原ヒュッテ」が開業。1975年にはホテル事業として「八ヶ岳高原ロッジ」が開業。1988年には20世紀最大のピアニストと称されるスヴャトスラフ・リヒテルと日本を代表する作曲家である武満徹アドバイスにより「八ヶ岳高原音楽堂」が完成し、自然と人と文化が共生する国内有数のリゾート地となりました。
八ヶ岳高原海の口自然郷では、別荘オーナーさまと協定した「自然環境憲章」を守り、人と野生の動植物が共生できる多様で健全な生態系の保存に努め続けています。国指定天然記念物や国・県指定絶滅危惧種の動植物が生息する豊かな自然環境を活かし、来郷者はもとより地域住民の皆さまに向けての自然観察会や音楽会を開催。また2018年からは、エリアを定め社員ボランティアを軸に保全育成の活動に着手し、次世代につながる魅力ある緑地作りを行っています。