●小山実稚恵(ピアノ)Michie Koyama
人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの二大コンクールに入賞以来、今日に至るまで、コンチェルト、リサイタル、室内楽と、常に第一線で活躍し続けている。
2006年~17年までの壮大なシリーズ『12年間・24回リサイタルシリーズ』は、その演奏と企画性に於いて高い評価を受けた。
2019年からは、新シリーズ『ベートーヴェン、そして・・・』が、全国6都市でスタート。
これまでに国内の主要オーケストラはもとより、モスクワ放送響(現・チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ)、ベルリン響、ロイヤル・フィル、BBC響、イギリス室内管、アカデミー室内管、ロッテルダム・フィル、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ワルシャワ・フィル、モントリオール響、ボルティモア響などと共演しており、フェドセーエフ、テミルカーノフ、マリナー、小澤征爾といった国際的指揮者との共演も数多い。協奏曲のレパートリーは60曲を超える。
また、ショパン、チャイコフスキー、ロン=ティボー、ミュンヘンなどの国際コンクールでは審査員を務める。
東日本大震災以降、被災地の学校や公共施設等で演奏を行い、仙台では被災地活動の一環として自ら企画立案し、ゼネラル・プロデューサーを務めるプロジェクト『こどもの夢ひろば "ボレロ"』を毎年開催している。
CDは、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結ぶ。
30枚目となる『バッハ:ゴルトベルク変奏曲』は、「レコード芸術」の特選盤に選ばれた。
また、著書としては『点と魂と ―スイートスポットを探して』が、KADOKAWAより出版されており、2019年6月には平野昭氏との共著『ベートーヴェンとピアノ(上巻)』が、音楽之友社から出版される。
これまで、2005年度 文化庁芸術祭音楽部門大賞、2013年度 東燃ゼネラル音楽賞洋楽部門本賞ならびにレコード・アカデミー賞(器楽曲部門『シャコンヌ』)、 2015年NHK交響楽団「有馬賞」、2015年度 文化庁芸術祭音楽部門優秀賞ならびに第28回ミュージック・ペンクラブ音楽賞、2016年度 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2018年度 大阪市市民表彰を受ける。2017年度には、紫綬褒章を受章している。
東京藝術大学、同大学院修了。吉田見知子、田村宏両氏に師事。
●クァルテット・エクセルシオ Quartet Excelsior
西野 ゆか(第1ヴァイオリン)、北見 春菜(第2ヴァイオリン)、吉田 有紀子(ヴィオラ)、大友 肇(チェロ)
1994年桐朋学園大学在学中に結成。「繊細優美な金銀細工のよう」(独フランクフルター・アルゲマイネ紙)と2016年ドイツデビューで称賛された、年間を通じて70公演以上を行う日本では稀有な常設の弦楽四重奏団。
ベートーヴェンを軸に王道レパートリーの『定期公演』、20世紀以降の現代作品に光をあてる『ラボ・エクセルシオ』、次世代の弦楽四重奏団との共演『クァルテット・ウィークエンド』など、幅広い活動を行っている。一方で、幼児〜学生のためのコンサートや地域コミュニティコンサートを通じて、室内楽の聴衆の輪を広げていく活動にも力を注いでいる。また、国際社会における日本の文化交流も積極的に行い、米国、欧州、アジアと海外公演も回を重ねている。
2000年第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位、同時にサルバトーレ・シャリーノ特別賞、第19回新日鉄音楽賞「フレッシュアーティスト賞」、第16回ホテルオークラ音楽賞など受賞歴多数。 2016年サントリーホール主催により2週間でベートーヴェンの弦楽四重奏全16曲チクルスを日本団体として初演奏。同年6月まで6年間『サントリーホール室内楽アカデミー』にてコーチング・ファカルティを務め、引き続き後進の指導にもあたっている。「ながらの春 室内楽の和 音楽祭 室内楽セミナー」、浦安音楽ホールレジデンシャル・アーティストとしても室内楽の楽しさを伝えていく活動を幅広く行っている。
オフィシャルサイト http://www.quartet-excelsior.jp/
●渡邉玲雄 (コントラバス) Reo Watanabe
東京藝術大学卒業及び同大学院修了。ヴュルツブルグ音楽大学マイスタークラス修了。
バイエルン国立歌劇場オーケストラアカデミー、新日本フィルハーモニー交響楽団首席コントラバス奏者を経て、
現在愛知県立芸術大学准教授。サイトウ・キネン・オーケストラ、アンサンブルofトウキョウメンバー。